30年後も夫婦でセックスを楽しむために今やるべきこと
1つ目は「子ども抜き、夫婦水入らずですごす時間を、意識して作る」こと。子どもが結婚、独立したとたんに夫婦の会話がなくなったという話はよく聞きます。定年以降の8万時間を楽しく過ごすためには、子育て中の今からの準備が必要。
子どもという媒体を介さず、夫婦だけで会話が成り立つよう、二人だけの時間を少しずつでも確保し、夫婦で向き合うことに慣れておきましょう。一緒に楽しめるものを何か作っておくと、話題にも困らず、一緒に出かける機会も増えますね。
「シニア時代の夫婦仲を花開かせるには今からの準備が大事」 |
2つ目は「スキンシップを増やす」こと。
既に実行されているご夫婦はいいですが、そうでないご夫婦は、手をつなぐ、肩を揉むなど日常でのスキンシップの量を増やしておいてください。
これは将来のためでもありますし、今からセックスレス夫婦にならないための方策でもあります。普段のハグもない夫婦が、裸で抱き合えるわけがありません。
結婚当初の新鮮な気分を思い出し、子供の前でも堂々とスキンシップができたら素敵ですよね。
3つ目は、「加齢と体の変化について正しい知識を持っておく」こと。
気持ちは若いつもりでも、体の自然な老化は避けられません。特に女性の場合、40代後半以降、閉経や更年期といった大きな体の転機を迎え、婦人科系の疾患にかかる方も増えてきます。
男性もEDや前立腺肥大などの症状が出やすくなり、性欲が減退してくる年齢に。そのような体の変化によって、夫婦の精神面や性生活にどのような影響が出るのか、またそれを上手に乗り越えるにはどうすればいいのか。正しい知識をお互いに共有することが大事です。
4つ目は「セックスについて話し合う機会を作る」こと。
今のセックスがお互いが満足できるものなのか、本当はどのようにしたいのかを素直な気持ちで話し合ってみてください。
もしかすると、年齢を重ねからでは実現しにくくなるような相手への要求をパートナーが持っているかもしれません。「本当はこんな風に抱いてほしかったのに」と30年後にだんな様に愚痴を言っても、時間は元に戻りません。セックスの話をタブーにしない夫婦関係が、数十年後も相手が単なる同居人になってしまわない秘訣です。
先述したシニア向けサイト「STAGE」には妻59歳、夫54歳で10年ぶりにセックスレスを解消できたご夫婦、夫71歳、妻65歳で、インサートレスながら工夫してセックスを楽しんでいるカップルなど、素晴らしい先輩もたくさんいらっしゃいます。20年後、30年後も夫婦の寝室を楽しむための準備、早速明日からスタートしてみてはいかがでしょう。