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ピルがとっても気になるけれど(2ページ目)

「妻の避妊を考えていますか? その二」として、女性側の視点でピルについて考えます。産婦人科医須藤なほみ先生のピル体験談も必読です。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

須藤先生のピル服用経験談

もちろん、お悩みの症状やその程度によっては、ピルだけではスッキリ改善しないこともありますが、だいたい8割の方は症状がほとんどなくなってしまうんですね。特に、月経不順や月経痛にはとても有効なんです。
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「ピルはただの避妊薬ではありません」
私自身も、ピルを飲み始めたきっかけは緊急避妊でしたが、飲んでみたらあまりに生理が楽なので、それ以来自分の体調管理を兼ねて飲み続けています。ホント、とっかかりは、緊急避妊を経験して、コンドームでは避妊の失敗率が案外高いことを知り、自分の手で確実な避妊をしようと思ったんですね。ピルが避妊薬以上の色んな効果を持っていることは、飲み始めてから実感しました。

でも、こうやって、確実な避妊がどんなにパートナーとの関係に好い影響をもたらすか、月経を楽に自分でコントロールできることが毎日をどんなに快適にしてくれるかを自分で実感しているからこそ、患者様にも皆様にも自信をもってお勧めできるんです。


全種類のピルを飲み比べて、使用感を実体験から説明できるのも、一種の強味かな、なんて感じています。

ピルは、ドイツやオランダでは30~40%の女性が飲んでいる、とても安全で便利なものなんです。でも、日本ではまだ、ピルを服用できる年齢の女性の約1.6%しかピルを飲んでないんですよ。

こういった現状の背景は色々考えられます。

・ピルに対する偏見や間違った認識がまだまだ根強く残ってしまっているから
・女性が自分の人生を主体的に考える習慣が根付いていないから
・ピルはただの避妊薬ではないことを知らない人が多いから
・日本人の7~8割はコンドームを避妊法にしているから
などなど。
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