今後5年間で最もビジネスがしやすい国ランキング
ユーロ最大の貿易港を擁するオランダはビジネスのしやすさでも定評が |
ヨーロッパの交通・貿易の要衝として、古くから栄えたオランダ(別名ホーランド)。ライン河下流の低湿地帯に広がる国土の、そのほとんどが干拓地です。EU欧州連合の、海の玄関口ユーロポートがロッテルダムにあり、欧州最大の貿易港の役目を果たしています。公用語はオランダ語で、首都はアムステルダム。日本をはじめアジア諸国とは、歴史的なつながりも深く、当時の海運技術の高さがうかがえます。近代を迎え、一時、反日感情が表面化したこともありました。
極東のハブとして要衝となるシンガポールには多くの日系企業も進出 |
地勢的にも、外資系企業のアジア中枢として機能するシンガポールですが、今後も、ビジネス環境はアジア随一といえそうです。欧米の企業はもとより、日系企業も数多く進出しており、アジア物流の要衝。多民族国家ですが、圧倒的に華人が多いことから、近年では対中貿易もさかんになりました。「クリーンシティ」としても有名ですが、ここ数年、日本からの観光需要が鈍化。とはいうものの、アジア域内向けに、物流拠点ないしは製造業の生産拠点として、日系企業の進出も目立ち、日本人駐在員も数多く滞在します。
次のページでは、今後5年間で最もビジネスがしやすい国のベスト3です!