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RDが使いやすく進化「東芝RD-S600」

高機能さで人気の高い東芝RDだが、そのフラッグシップ機の新機種「RD-S600」が登場した。今回、高機能さが人気のRDは新たな進化の方向性を見せてきた。これはレコーダー進化の1つの転機なのだろうか?

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

新たな進化を遂げたハイビジョンレコーダーRD


多機能さと編集機能の強力さなどにより、マニア層に支持されてきた東芝のレコーダーが「RD」シリーズ。そのRDシリーズのメインストリームシリーズが最近、モデルチェンジしました。今回は、その新生RDシリーズの上位機でフラッグシップであるハイビジョンレコーダー「RD-S600」(オープン価格:実勢価格10万円程度)のレビューをお送りします。
RD-S600
ハードよりソフト的に大きな進化を遂げた東芝RD-S600。下位機種RD-S300との主な違いはハードディスクが600GBと大きいことと(S300は300GB)、DVコネクタを搭載していること。


■Contents
1. ハードスペックだけではない進化
2. ビギナーにやさしくなったユーザーインターフェース
3. 番組予約録画は「番組ナビ」
4 録画管理は「見るナビ」
5. 強力な編集機能
6. かんたんダビング
7. 便利な新機能
8. どんなユーザーにお勧め?

ハードスペックだけではない進化


RD-S600はハードスペックだけを見ると、前機種「RD-XD92D」とあまり変わっていない印象があります。ハードディスク容量は600GBで変わらないし、デジタルWチューナー搭載も変わりません。しかし、PCが同じハードウェアでもソフトのバージョンアップで別物になるように、新生RDはソフト的に進化をしており、ユーザーインターフェースが大きく向上しています。

従来の機能はそのままに、ビギナーにやさしいインターフェースをも備えた2面性が新RDの特徴です。

ビギナーにやさしくなったユーザーインターフェース


■スタートメニュー
RDシリーズは、編集は「編集ナビ」、番組予約は「番組ナビ」、録画再生は「見るナビ」というナビ機能で行うようになっており、これらの機能をリモコンボタン1つで呼び出せます。
RD-S600
ナビボタンは通常リモコンのカーソルの周囲にあり、すぐに押せるようになっている。


RD-Sではこれに加えて「スタートメニュー」機能を持っています。これはユーザーがよく使うと思われる機能をメニュー化したもので、レコーダー起動時に自動的に表示されます。これにより、ユーザーは目的の操作をボタンで選択し、すぐに実行できるわけです。
スタートメニュー
起動時に自動的に表示されるスタートメニュー。ここからよく使う操作を実行できる。


■シンプルリモコン
さらにリモコンは従来の形式のものに加え、ボタンの少ないシンプルリモコンも付属しています。このリモコンはチャンネル変更や録画、再生などの必要最小限のボタンに加え、スタートメニューを起動するためのボタンもあります。RDに慣れないユーザーであれば、まずはシンプルリモコンでスタートメニューを活用し、慣れてきたら普通のリモコンを使って、RDの本来の機能を使うことができます。
リモコン
従来のリモコンに加え、ボタンの少ない白いシンプルリモコンが付属。基本的な操作はシンプルリモコンだけで行える。


次ページでは、EPGや自動録画など録画予約機能の話をしていきます。
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