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ニュータウンを駆ける横浜グリーンライン(2ページ目)

横浜北部の港北ニュータウンの新しい足となった横浜市営地下鉄グリーンライン。日吉から中山までの乗車をレポートしてみた。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

ごく普通の住宅街を結ぶ地下鉄

車内
車内はすべてロングシートと通勤型だ。窓が大きくて明るい雰囲気だ。
定時に、すべるように走り出す。地下のトンネルの中を行く。どんなところを走っているのか分からないのがつまらない。最初の停車駅・日吉本町で早くも何人かが降りていく。もう降りるとはもったいない気もするが、地元のまともな利用者なのだろう。今までは日吉から歩きかバスだったのだろうから、大幅な時間短縮になったはずである。

高田駅
高田駅のホーム。電車が近づくと、接近を知らせるため、2本のストライプが点滅を始めた。
次の高田は、「たかた」と読む。その次の東山田、北山田も「やまた」と濁らないところが珍しい。ずっと地下なので、どんなところかと高田で降りてみた。ホームは二階建て構造で、上に日吉行きのホームがあり、さらに上へ昇っていくと地上にでた。

駅前は、ごく普通の住宅街といった感じで何もなさそうなので、またホームに戻って電車を待つ。

電車がホームに近づくと、壁の駅名標の上下に水平に走っているラインに明かりがつき点滅して接近を知らせるのがユニークだ。小さな「電車がまいります」の表示より何倍ものインパクトがある。

ニュータウンを高架で走る地下鉄

グリーンライン
港北ニュータウンを走るグリーンライン。駅前デパート屋上の観覧車は、この付近のランドマークだ。

東山田、北山田の次がセンター北。トンネルを出た地上にホームがあり、明るい。かなりの乗客が降りるが、降りた数ほどの人が乗ってきて、混み具合は変わらずだ。電車は高架線を走るが、いつの間にか右手には地下鉄ブルーラインが併走している。こちらは架線が張られているが、向こうは架線がなく第3軌条集電で頭上はすっきりしている。

しばらく走ると、左手に小高い丘が現れ、カメラマンが電車を撮っている。まねしたくなって、次のセンター南でユーターンして、センター北駅から歩いて、その丘に向かった。そこは、住宅地のはずれにある公園で確かにグリーンラインを走る電車を撮るには適当な場所だ。バックにセンター北のシンボルのような観覧車も建っている。グリーンラインとブルーラインの電車がすれ違ったり、並走したりと賑やかだ。ただし、線路際のフェンスが少々高いのが目障りだ。

次のページでは、川和町から終点・中山までをご紹介しよう。
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