四国側から眺める<1>
瀬戸大橋線
トラスのすき間から、朝の太陽にきらめく瀬戸内海を見下ろす(瀬戸大橋線) |
1988(昭和63)年4月、本州と四国を結ぶ橋として最初に開通したのが、いわゆる児島・坂出ルートに架けられた瀬戸大橋だ。瀬戸大橋とは1本の橋ではなく、瀬戸内海の5つの島を足場にした6本の橋の総称。それぞれの橋は、上部に道路(瀬戸中央自動車道)、下部に鉄道(本四備讃線。瀬戸大橋線というのは岡山~高松間の路線愛称)という2段構造になっている。
瀬戸大橋線は岡山と高松を結ぶ路線 |
とはいえ、大小さまざまの島々、転々と浮かぶ漁船、キラキラと輝く波頭……トラス越しに見えているその風景は、橋でなければ味わえないダイナミックものだ。海の真上からの車窓風景なんて、国内の鉄道ではそうあるものではない。
児島駅で乗務員が交代 |
瀬戸大橋線開業から今年でちょうど20周年。鉄道旅行ファンなら、何はともあれぜひとも一度は渡っておきたい橋だ。
最後は、青春18きっぷのポスターでおなじみ、予讃線・下灘駅から眺める絶景! >>