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一足早い春を求めて瀬戸内海紀行(2ページ目)

春が近付くと、どことなく心浮き立ち、どこかへ出かけたくなりますね。鉄道旅行的には、春の青春18きっぷシーズンもまもなくやってきます。早い春を感じることができる瀬戸内海を車窓から眺める旅へご案内。

執筆者:高橋 良算

本州側から眺める<2>
呉線


呉線の車窓
瀬戸内海ギリギリのところを走る呉線からの車窓

呉(くれ)線は、広島県の三原(みはら)~海田市(かいたいち)間を結ぶ87.0kmの路線。かつて急勾配の難所であった山陽本線の瀬野~八本松間、いわゆる「瀬野八(せのはち)」越えを迂回するべく、海側に敷かれている。だから、瀬戸内海沿いを走る区間も多い。

中でも安芸幸崎(あきさいざき)~忠海(ただのうみ)間では海岸ギリギリのところを走り、まるで海の上を行くかのように錯覚するほどだ。

三原駅
呉線の起点・三原駅
2005(平成17)年からは、「瀬戸内マリンビュー」という観光車両を使った快速列車も走っていて、指定席車両はソファーや大きな窓があり、瀬戸内海とそこに浮かぶ島々をゆったりと眺められる。

ただし呉線の列車では、前述の観光車両以外は通勤電車タイプのオールロングシート車両が使用されている。空いていればまだよいが、万一混んでいる場合には座席に座って海の景色を眺めるのはちょっと難しいかもしれない。



次は、瀬戸内海を渡って四国へ!瀬戸大橋線の車窓をご案内 >>
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