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一足早い春を求めて瀬戸内海紀行

春が近付くと、どことなく心浮き立ち、どこかへ出かけたくなりますね。鉄道旅行的には、春の青春18きっぷシーズンもまもなくやってきます。早い春を感じることができる瀬戸内海を車窓から眺める旅へご案内。

執筆者:高橋 良算


春が近付くと、どことなく心浮き立ち、そしてどこかへ出かけたくなりますね。鉄道旅行的には、春の青春18きっぷシーズンもまもなくやってきます。

そこで、一足早い春が感じられる、瀬戸内海を車窓から眺める旅へ、みなさんをご案内しましょう。

本州側から眺める<1>
山陽本線

山陽本線の車窓
どこまでも穏やかな瀬戸内海が車窓いっぱいに広がる(山陽本線)

山陽本線の列車
山陽本線にはクロスシートの車両が多い
山陽本線は、神戸~門司間537.1km。東海道本線と接続していわゆる太平洋ベルト地帯を貫き、日本の大幹線を形成している路線だ。しかしながら、岡山県・広島県・山口県では瀬戸内海側を行くものの、海が見える区間となるとそう多くはない。

そんな山陽本線で、瀬戸内海が車窓いっぱいに広がるのは、広島駅からさらに西進し、厳島神社で知られる安芸の宮島への玄関口である宮島口駅を過ぎてからだ。大野瀬戸の向こう側に、その厳島(宮島)が見えている。並行する国道を走るトラックが視界に入ったりして若干気分をそがれるが、それでも穏やかな瀬戸内海の眺めは十分に堪能できる。

山陽本線の車窓
岸に近いところは透き通って底が見えた(山陽本線)
大竹駅付近で巨大な工場群が現れ、いったん海岸から離れるが、南岩国駅の先で再び海岸沿いに出る。このあたりから柳井港駅までの約25kmは、山陽本線でもっとも長く海沿いを走る。車窓の瀬戸内海は安芸灘とも呼ばれる。

山陽本線の普通列車は、多くがクロスシートの車両。駅弁を頬張りつつ、車窓の瀬戸内海を眺めながらの各駅停車の旅は最高だ。



次は、瀬戸内海を本州側から眺める呉線の車窓をご案内 >>
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