第五列車:小金井 14:50 → 16:13 黒磯583M・2階建てグリーン車・サロE231-1035
宇都宮駅で小休止、いよいよ最後の区間に突入 |
鬱陶しく新幹線の高架がまとわりつく風景の中を20分ほど走ると宇都宮。さすがに大きな駅だ。ここで11分停車してから黒磯へ向けて発車する。
宇都宮~黒磯間には、グリーン車付きの列車が1日4往復しか走らない。しかもそのうちの3往復は早朝か夜間であるので、明るいうちに乗るとなるとこの列車しかないのである。だから今回の旅にとってはこの上なく貴重な列車なのだ。
終着の黒磯はもうすぐ |
あたりはもうすっかり田舎の風景に変わった。片岡、矢板、野崎と、素朴な木造駅舎のある駅に一つずつ停まり、少しずつ乗客を降ろす。片岡駅付近で、在来線、新幹線、高速道路、国道が集結し、また離れていく。この先何度も離合を繰り返しながら北へ向かう重要な交通路たちである。少しずつ「みちのく」を予感させる気配がしてくる。
290キロのグリーン車乗り継ぎを完遂! |
中途半端な感じがする場所だけれど、普通列車のグリーン車が走るのはここまでなので、グリーン車乗り継ぎの旅も当然ここで打ち止めとなるのである。
沼津を出発してから7時間13分。さすがはグリーン車、これだけ乗っても疲労感はほとんどない。眠気もすっかり覚めた。
とにかくこれで無事目的は達成したし、黒磯に用事があってきたわけではないから、22分後に折り返す同じ車両であっさり引き返すことにする。
帰りももちろん、グリーン車で……
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