首都圏を走るJR在来線の普通列車グリーン車。運賃に数百円プラスすれば、リクライニングする座席にゆったり座って行けるとあって、通勤に買い物にと、人気があります。

グリーン車
一度乗ったらやみつき?のグリーン車
改札を出ない、後戻りしない、折り返しにならない、など一定の条件を満たせば一枚のグリーン券でどこまでも行けるのです。

ホリデー料金の適用される土日祝日で事前にグリーン券を買った場合、首都圏の普通列車グリーン車の料金は50kmまでが550円(平日は750円)、50km以上が750円(平日は950円)。そう、50km以上なら100km乗っても200km乗っても、同じ750円ということ。

その中で最も長い距離を移動できるのが、静岡県の沼津駅から栃木県の黒磯駅までの乗り継ぎで、その乗車距離は実に290km。東海道新幹線なら東京から愛知県の豊橋あたりまでの距離に匹敵します。

どうせ乗るなら長い距離を行ったほうがお得……などと考えるのはちょっと貧乏くさいですが、でも実際そうなのですから、乗ってみない手はないでしょう。

ところが早速時刻表を繰ってみると、両端部分の沼津ー熱海間と宇都宮ー黒磯間には、どちらも朝夕(夜)しかグリーン車連結の列車がありません。夜に乗っても景色が見えないですから、せっかくなら明るいうちに全区間乗りたいわけです。

つまり、

 ・沼津から黒磯まで普通列車のグリーン車だけを乗り継ぐ
 ・ホリデー料金(750円)が適用される日に実行
 ・全区間を明るいうちに乗る

そんな諸条件を勘案した結果、今回実際に乗車した行程は次のようになりました。

  沼津 9:00 → 9:20 熱海 9:45 → 10:07 小田原 10:51 →

    →11:34 大船 12:08 → 14:27 小金井 14:50 → 16:13 黒磯


 ※グリーン車乗車時間合計:5時間7分
 ※今回使用した切符:
   「JR発足20周年・青春18きっぷ」1回分・1,600円
   沼津ー黒磯間自由席グリーン券・750円(事前購入ホリデー料金)

乗車券とグリーン券
グリーン券を買えば青春18きっぷでもOK
前述のように、全行程をストレートに乗り継ぐのは不可能。時間に余裕があるので、熱海~宇都宮間ではこれ以外にも色々な乗り継ぎが考えられるでしょう。

途中で少しずつ時間をつぶしながら行くことになりますが、今回の目的はグリーン車にこだわること。もとより急ぐ旅ではありませんし、まあよしとしましょう。


では前置きはこれくらいにして、実際に乗り継いだ旅の顛末を、ご覧ください。

沼津~黒磯290キロ、グリーン車だけの旅へ出発>>