鉄道/おすすめ鉄道旅行

沼津~黒磯290キロ、グリーン車だけの旅(3ページ目)

首都圏を走る普通列車グリーン車。一定の条件を満たせば一枚のグリーン券でどこまでも行けるのです。その中で最長になると思われる静岡県の沼津から栃木県の黒磯まで、グリーン車だけを乗り継いだ旅の顛末。

執筆者:高橋 良算

第二列車:熱海 9:45 → 10:07 小田原820M・2階建グリーン車・サロE230-1074

熱海駅
早くも二番目のグリーン車に乗り込む
発車直前に、声の大きな男性5人のグループが乗り込んできた。こういうグループと乗り合わせると、騒々しくてゆったりグリーン車どころではなくなることがあるのでちょっと眉をひそめたが、彼らはなぜか5人バラバラに座り、ほとんど会話をかわすこともなく、それぞれに新聞を読んだり音楽を聴いたりしている。

熱海からは、絶対に進行方向右側の座席に座るべきである。ここから小田原の手前までは、相模灘が見渡せるビューポイントがいくつもあるのだ。これを見逃すわけにはいかない。

相模灘
晴れていれば伊豆大島まで見えることも
オレンジ色の実を付けたみかんの木が散見される湯河原付近から、トンネルを抜けると海、そしてまたトンネルという繰り返しがしばらく続く。残念ながら曇っているのでそれほどでもないが、晴れていれば遠く伊豆大島まで見通せるはずである。

並行する真鶴道路の料金所は今日もひどく渋滞している。鉄道はいいぞ、と叫びたくなる瞬間である。早川の漁港とかまぼこの看板が見えてくると、もう小田原だ。

小田原駅で再び小休止

小田原駅
小田原提灯に迎えられ再び小休止
さて、次の列車までは40分ほどの待ち時間がある。小田原は駅弁の種類も多いので、この時間を利用してゆっくり品定めしようという算段なのだ。

駅弁の売店は、エスカレーターを上がり、巨大な小田原提灯が下がる改札付近にある。さすがに目移りするが、まだ食べたことがなかった「デラックスこゆるぎ弁当」(870円)にした。

デラックスではない「こゆるぎ弁当」というのもあるので、売店のおばさんに、デラックスとは何がデラックスなのかと尋ねると、要は量が多いということのようだった。

弁当を買ってもまだ20分以上あるので、ホームの端まで行って小田原城の天守閣を見上げていると、後ろの小田急電鉄のホームから、急行新宿行という放送が聞こえてくる。

考えてみれば、湘南新宿ラインも新宿を通る。JRだと新宿まで約70分で1,450円、小田急の急行だと約100分で850円。時間を取るか運賃を取るか、どちらを選ぶのか小田原の人たちに聞いてみたいものである。


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