さようなら神岡鉄道！奥飛騨に消える鉄路(2ページ目)

おくひだ1号・2号、がんばる

たった2両の車両が活躍する

神岡鉄道に在籍する旅客用車両はわずか2両。それぞれには「おくひだ1号」「おくひだ2号」という愛称が付けられていて、この2両が行ったり来たりしているわけです。

猪谷～奥飛騨温泉口間を直通する定期列車は一日6往復。そのほか、神岡鉱山～奥飛騨温泉口間の区間列車が3往復というダイヤになっています。

囲炉裏のある車内……ただしレプリカ

列車に乗り込んで最初に目に入るのはなんと「囲炉裏」。ただしこの囲炉裏はレプリカで、実際に暖をとることはできないのですが、コの字型になった座席はこういう普通列車の車両では珍しいですね。仲間同士で座れば、話に花が咲くことでしょう。

これからの神岡鉄道お別れイベント

11月には、神岡鉄道に最後のお別れをするイベントがいくつか開催されますのでご紹介しましょう。なお、詳細については今後発表される予定ですので、神岡鉄道ホームページなどで必ず最新情報をご確認ください。

■11月26日（日）
ラストサンデー感謝イベント

■11月30日（木）
グランドフィナーレ～さよなら神岡鉄道～

■11月3日(祝)・5日(日)・26日(日)・30日（木）
オリジナルグッズ販売（販売場所：奥飛騨温泉口駅）

その他、11月3日にはイベントにともなう臨時列車が運転されるため、通常のダイヤと大きく異なります。この日にお出かけを予定されている場合は、必ず下記ページをご確認ください。

※2006年11月3日（金・祝）のみの時刻表（PDFファイル）

惜別乗車の家族連れなどでにぎわう

なお、奥飛騨温泉口駅構内には、「あすなろ」という旧国鉄時代の駅舎を再利用した喫茶店があり、コーヒーの味は評判ですから、列車の待ち時間にぜひ立ち寄ってみてください。

慌ただしく往復するだけではもったいない神岡鉄道。沿線風景とあわせて、ぜひじっくりと味わいたいものです。

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[関連サイト]

■神岡鉄道株式会社

■飛騨市WEBサイト

■濃飛グループ
トップ＞濃飛バス（奥飛騨温泉郷方面などへの乗合バスを運行）

■ありがとう神岡鉄道
「飛騨高山タウン情報誌 さるぼぼ倶楽部」の10月号特集ページ。

■東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設