鉄道/はじめての鉄道旅行

大都市近郊区間って何だ?(3ページ目)

JR運賃計算の特例が設けられている「大都市近郊区間」。この特例を応用すると、一番安い切符で数百kmにも及ぶ一大旅行ができるんです。そんな旅行が実際に可能か検討すべく、まずは特例について勉強してみましょう。

執筆者:高橋 良算

大回り乗車ルートと乗り継ぎプラン

今回ガイドが作成したルートとプランは次の通りです。
130円東京近郊区間大回り乗車ルートマップ


130円東京近郊区間大回り乗車プラン


乗車距離は何と577.1km!乗車列車は16本、乗り換え回数15回、所要時間は14時間48分……

東海道本線なら、東京駅から芦屋駅(兵庫県)の先までの距離。これを東京近郊区間内だけで乗るわけです。なお、東京~秋葉原間はまっすぐ行けばたったの2km、約3分。

もちろん、これ以外にもたくさんのルートが考えられます。また、考え得る最長のものというわけではありません。

ちなみに、東京近郊区間大回りルートの中でも、最も大回りのルート、すなわち最長の片道ルートを割り出すと、なんと約770kmにもなるとか!このルートはあまりに長いため、実際に乗れるのは終夜運転のある元旦のみ。なんと1年にたった1日しかそのチャンスはありません。

時刻表をああでもないこうでもないとひっくり返し、このスケジュールに行きつくまでに要した期間は約2週間。そんな苦心の作、どんな旅になることやら。

実際に乗りに行った様子は、130円で関東1都6県日帰り遠回りの旅へ!
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