貞操侵害は請求可能?
出費はいたるところに発生します。 |
婚約破棄による出費
A子さんは、婚約者がいるにもかかわらず、Bさんと不倫をし、その結果、結婚が破談となってしまいました。これは、不倫をしたA子さんの責任です。婚約者は、A子さんに対して、婚約破棄による慰謝料請求ができます。結婚式の準備をすすめていたような場合には、式場のキャンセル料なども請求できるでしょう。婚約破棄の相場も、最近は上昇傾向にあります。数十万円から200万円程度が相場だと思われます。セクハラ被害は請求可能?
Bさんは、職場でA子さんに冷たくあたり、居づらくなったA子さんが、会社を退職していますが、これはセクハラだと指摘される可能性があります。会社及びBさんは、A子さんから訴えられる危険性があります。会社としてはいい迷惑ですね……。名誉毀損・プライバシー侵害は請求可能?
A子さんは、ファックスを大量にばらまいて、不倫の事実を会社にバラしてしまっていますが、これはBさんの名誉を棄損し、プライバシーを侵害するものです。よって、Bさんは、A子さんに対して、損害賠償請求ができます。ただ、もしもA子さんが、セクハラ被害を訴える過程で、不倫の事実を指摘し、会社の人事部など担当窓口にあてて、手紙を送ったようなケースであれば、正当な行為といえますので、A子さんが、Bさんから、訴えられることはないでしょう。