ピンクチラシの配布は迷惑防止条例で禁止されています。刑罰もあり、れっきとした犯罪です。 |
迷惑防止条例で禁止されている!
東京都のいわゆる迷惑防止条例では、ピンクチラシを配布したり、ピンクチラシを貼り付けたりすることが禁止されています。これに違反すると、違反者は、50万円以下の罰金または拘留もしくは科料に処せられます。近年は、全国各地でピンクチラシ配布、ピンクビラの貼り付けを禁止する条例が制定されており、その規制は全国区で広がっています。このように、ピンクチラシの配布は犯罪ですから、警察に通報して摘発してもらうのもひとつの方法です。もっとも、ピンクチラシ配布のような行為は、その個別の行為をいちいち問題にするよりも、住民たちが、地域の自治会や警察署の協力を得ながら、市民運動として地道に撲滅に取り組んだほうが効果あります。
では、どんな工夫をすればピンクチラシを減らせるでしょうか。
配り屋の心情を考えた工夫
ピンクチラシを減らすには、ピンクチラシを配る側の立場にたって、チラシを配布しづらい環境にすることを意識するのが効果的です。配り屋に住民の目を意識させ、配りづらい環境にするのです。配り屋はできれば効率的に仕事をしたいものです。住民にいつ声をかけられるかわからない地域では、仕事がしづらく効率があがりません。その地域は配り屋にとってできれば敬遠したい地域となり、そうなれば、配り屋は、いずれ退散します。以下では、どのような工夫をすれば、配り屋が退散するかを考えてみました。集合住宅の場合
たとえば、集合住宅の郵便受けから新聞や手紙が飛び出している場合には、きちんと入れ直して、管理が行き届いている様子にしましょう。また、集合住宅の掲示板に貼られた掲示物もきちんと整理が行き届いているようにしましょう。花壇があれば、いつもきれいに整備しておきましょう。郵便受けの電球が切れたらこまめに変えて、明るい状態を維持しましょう。管理人室が不在の場合でも、人の気配を感じさせるために、カーテンを閉め切らず、少し開けておきましょう。このような手法によって、集合住宅の敷地全体の管理が行き届いていることをアピールすることが大切です。あるマンションなどでは、チラシを配布する際に必ず管理室で許可を受けるようお願いしているそうです。チラシを配布する業者はノートに氏名や連絡先を記し、その後許可証を受けて配布します。その結果、ピンクチラシは激減したそうです。