婚姻関係が破たんしているかどうかがポイント!
婚姻関係が破たんしたといえるかどうかがポイントです。 |
離婚を認めるかどうかの判断は、夫婦二人だけの問題ではなく、家族の問題でもあります。
つまり、浮気をしてしまった夫は自業自得だとしても、まだ小さい子どもがいるような場合には、その子への影響も考える必要があります。
たとえば、夫が真剣に反省し、夫婦の仲を取り戻す努力をしているような場合で、かつ、子どもの将来のためにも、夫婦が一緒のほうが良いと思われる場合や、妻の側にも、結婚生活の中で、なんらかの反省するべき事情があるような場合には、離婚が認められないこともあり得えます。ただし、浮気によって、失った妻の信頼を取り戻すことは至難の業です。
他方、まだ結婚してから日が浅く、夫婦のきずなが強くなってないうちに、浮気が発覚し、夫婦の信頼関係が修復不可能になってしまった場合や、浮気のほかにも、夫婦の価値観が合わないという問題や、嫁姑問題など、夫婦間で解決しがたい問題があるような場合には、浮気を契機として、婚姻関係が破たんしたと考えられ、離婚が認められる場合もあるでしょう。
離婚の場合は、慰謝料も!
もし、浮気が原因で夫婦関係が破たんしたという理由で、離婚が認められた場合、あなたは妻に対して、それ相応の慰謝料を支払わなければなりません。慰謝料の金額は、たった1度の浮気であっても、それにより夫婦関係が破たんしてしまっている以上は100万円を超える金額になってしまう可能性があります。