痴漢の濡れ衣にどうやって対応する?
それでは、このような罪の疑いをかけられてしまったらどうすればよいでしょうか?疑いを掛けられてしまった場合には、警察などの捜査機関から取調べを受けることになるはずです。
このような取調べの際に、本当は無実であるのに、「早く解放されたい!」という一心で罪を認めるような供述を捜査機関に対してしてしまったら、状況を改善するのはきわめて困難になってしまいます。
ですから、捜査機関の取調べでの供述にはくれぐれも慎重に対処しましょう。
また、取調べの後には、供述内容を書面化するために、供述調書という書面を作成するのですが、この供述調書の内容にも注意が必要です。
たとえば、冤罪であるにもかかわらず、罪を認めるような内容が書かれていた場合には、毅然として訂正を求めるべきですし、納得がいかない内容であれば供述調書にサインしない、ということもできるので押さえておきましょう。
ただちに弁護士に依頼しましょう
いろいろな知識を事前に押さえておいても、万全を期すためには、やはり直ちに弁護士に依頼することが賢明でしょう。知り合いに弁護士がいる場合には、疑いがかけられてあやうい状況になったら、ただちに弁護士に電話を掛けるなどして連絡を取りその場に来てもらうことがよいでしょう。家族・友人に電話して、事情を伝えた上で、弁護士を探してすぐに来てもらうように依頼するのもよいでしょう。
また、ただちにとは行かない場合にも、当番弁護士制度などを利用して、できるだけ早い段階で弁護士のサポート受けることが重要でしょう。
まさに転ばぬ先の杖。自分は関係ないとおもわずに対処法を押さえておきましょうね。そして、万が一、痴漢の濡れ衣を着せらそうになったら、一にも二にも弁護士を依頼することがよいでしょう。