平皿 貂と雄鶏図
オルセー美術館蔵
©photo P. Schmidt, musée d'Orsay
貂(てん)にびっくりして、にらみあったり、猛スピードで走る雄鶏の様子が上手に円形の中にデザインされています。貂を頭だけ右下に小さく入れたことで、雄鶏の存在が大きくなります。次のページの『暁斎楽画』 貂と雄鶏 河鍋暁斎筆 明治14年(1881)をモチーフにしています。
オルセー美術館コレクション特別展「フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重 」が8月3日(日)まで、上野の東京国立博物館表慶館で開催されています。ジャポニスムの影響を受けた幻のフランス陶器は必見です。