電話会議を試してみましょう |
実はこの会議通話という機能は、これまでの一般電話でもサービス提供がされていました。
ただ、一般電話の電話会議サービスはオプション料金を支払う必要がある特殊なサービスであったため、なかなか電話会議は利用する機会がなかったという会社がほとんどというのが実情です。
そのため、皆さんもあまりどういう状況で利用するものなのかピンと来ないかもしれませんね。
実際のケースをイメージしながら考えてください。
複数の拠点のメンバーで同時に電話に参加
例えば、急に東京と大阪、名古屋など、複数の拠点のメンバーで調整しなければいけない出来事が発生したとします。もちろんメールで連絡しても良いのですが、緊急の変更のためメールだと調整にかなり手間取りそうです。
こんなとき、通常であれば皆さんは、それぞれのメンバーの意見を確認したり調整したりするためには、何度も個別に電話をして一人ずつ確認していく必要があったと思います。
それが同時にできるのが会議通話機能です。
とにかく、対象のメンバーを電話会議に参加させます(スカイプであれば5名まで同時に参加させることができます)。メンバーさえつかまれば、後は全員で変更について議論するだけ。一度の通話で済んでしまいます。
さらにその通話も全員がスカイプを利用していれば通話料金も会議通話の利用も無料ですから、業務の効率化にも非常に効果的と言える機能です。
これまでの電話の仕方を変えるかも?
スカイプでの通話にヘッドセットの代わりにスピーカーフォンなどの電話会議用の機器を利用すれば、東京の会議室で実施している会議に、大阪や名古屋からスカイプで参加するというような使い方も実施することができます。また、通常の電話会議システムでは声だけで参加者を区別しないといけませんから、慣れないとなかなか誰が話しているのか分からないという場合も多いようですが、スカイプの場合はテキストチャットも併行して使うことで、声で説明しにくい部分や聞きもらした部分は文字で再度フォローするという使い方をすることもできます。
実は、この会議通話というのは米国などでは実際の業務でよく使われているようですが、日本ではまだほとんど利用されていなかったのが現状です。
日本だと電話で会議を済ませるよりも、直接会うことが多かったのも影響しているようです。
もちろん、会って直接話すというのも重要な手段の一つですが、せっかく無料で会議通話が使えるようになったことですし、是非コミュニケーションの板ばさみになりそうなときは、会議通話を試してみてはいかがでしょうか?
ちなみにスカイプの場合、音声でなくテキストのグループチャットを利用すれば50人で同時にテキストチャットをすることもできますから、会議通話に慣れてきたら簡単な打ち合わせや報告はグループチャットで済ませてしまうのも良いかもしれませんね。
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