HDDに映像を記録
DZ-BD9Hは、Blu-rayディスクとHDDのハイブリッドで、どちらのメディアにもフルハイビジョンで映像記録ができます。ただ、おすすめの撮影方法としては、まずHDDに記録し、あとから必要なシーンを選択してBlu-rayディスクにフルハイビジョン画質でダビングするというのがおすすめの使い方ですね。もちろん、ダビングしても画質劣化はありません。
●記録メディアの選択
バッテリーでの利用や書き込み時のレスポンス、録画可能時間などを考えると、直接Blu-rayディスクへ記録するのはHDDがいっぱいになったなど、緊急的な方法と棲み分けた方がよいでしょう。
メディアの切り替えは、撮影モードにボタンを設定し、HDDランプが点灯するまで電源スイッチを「メディア」の方向へ回します。
▲モードを「動画」に設定し、記録先をHDDに設定する。 |
記録モード |
HDD |
BD-RE/-R |
HX(1920×1080) 高画質 |
約9時間 | 約1時間 |
HF(1440×1080) 標準画質 |
約12時間 | 約1時間20分 |
HS(1440×1080) 長時間 |
約18時間 | 約2時間 |
●フルオートで初期設定に戻る
DZ-BD9Hは、マニュアル設定による撮影が簡単にできるように、「露出」や「フォーカス」の設定ボタンが本体横に装備されています。メニューから選択して設定する機種が一般的ですが、ボディが大きいからのメリットかもしれません。でも、設定はスピーディに操作できます。なお、「フルオート」ボタンを押せば、すべてが自動設定で撮影できるほか、マニュアル設定中でも、このボタンで初期状態に戻せます。
▲本体の横に,各種設定ボタンが備えられている。 |
▲マニュアル撮影では、設定値の確認や操作状況をモニターで確認できる。 |
●撮影で気になった点
フルハイビジョンだからといって、とくになにか特別な設定があるわけではなく、フルオートであれば、撮影ボタンをして撮影を開始、もう一度撮影ボタンを押して撮影を停止するだけです。
ただ、撮影で唯一気になったのが、ズームレバーの操作でしょうか。ズームレバーを少し倒すとゆっくりとしたズームし、大きく倒すと速くズームされます。実はこのゆっくりの操作が難しく、すぐに速いズームになってしまうのです。たぶん、ゆっくりズームするための遊びが少ないためかもしれません。
なお、本体横の「秒撮」ボタンを押すと、未撮影時は待機状態になり、バッテリーの消費を通常撮影の半分に抑えることができます。もう一度押すと1秒で撮影状態に復帰するので、電源をいちいちオン/オフするよりスピーディな撮影が可能で、なかなか重宝する機能です。
▲「秒撮」で待機中は、ランプが青く点灯する。 |