今回の「ちょ話」は、マイ編集グッズの紹介。普段使いのビデオ編集ツール「Shuttle PRO」をご紹介します。ビデオの編集作業時に、とても重宝するグッズで、長年愛用している逸品です。
手に馴染むスタイルがいい
ドラマなどでビデオの編集シーンというと、必ず編集コントローラーが登場しますね。ジョグダイアルを回しながら映像をコマ送りしたりカットしたり作業する機材。あれ、慣れるととても編集が楽になるのですが、家庭で使うとなると・・・ちょっと価格的にも設備的にも問題がありますが。でも、やっぱり編集コントローラーに慣れると、どうしても使いたいのです。
▲ガイド愛用の編集コントローラー「ShuttlePRO」。年季もので、もう傷だらけ。 |
実は、ソニーやカノープスなどからパソコン用の小さな編集コントローラーが発売されていたのですが、生産やサポートを止めてしまったので、現状では使えません。でも、こうした編集コントローラー受難のなかで、ガイドが愛用している編集コントローラーがあるのです。それが、写真にある「Shuttle Pro」という製品です。
この「Shuttle Pro」。2001年にサンフランシスコのMac Worldに行った際、会場にあったContour Designのブースで購入したもので、確か95ドルでした。まだ、現在みたいになんでもインターネットで購入できる状態ではなかったので、いい物を買ったと当時は思ったものです。もちろん、Mac用のもので、当時はFinal Cut Proで利用していました。
▲購入時に会場で撮り、Webサイトの記事用に現地からアップした当時の写真。 |
ところが、しばらくするとWindows版のデバイスドライバがあることがわかり、それをゲット。すると、Premiereをはじめ、MediaStudio ProやVideoStudio など主なWindows用ビデオ編集ソフトでも利用できるようになったのです。しかも、ドライバのカスタマイズが可能で、自分の使いようにボタンの割付などができるので、大変便利なのです。
▲各編集ソフト用のテンプレートが利用できるほか、カスタマイズも可能。 |
ノンリニア編集では、マウスでイン点、アウト点などの指定をするのが普通ですが、編集コントローラーだと、ジョグダイヤルで1フレームずつ送りながら、ボタンのクリックでイン点、アウト点、、分割などなど主な編集作業をこなせるので、使うと手放せなくなるグッズなのです。
また、デザインがGoodで、本体下にべろんと伸びた部分に手を置いて、指だけでジョグダイヤルを回しながらボタンをポンポンして編集作業ができ、とても手に馴染むデザインなのです。
以来、ガイドの愛用ツールとして活用しているのですが、たとえば1時間、2時間といった長尺のビデオの場合は、これなしで編集することなど考えられないほど。それくらい、スムーズな編集環境を実現できるグッズなのです。
現在ではボタンの数も増えて「Shuttle Pro2」とバージョンアップした製品が登場しており、日本のメーカー(フォーカルポイントコンピュータ)からも購入できます。価格は2万円前後のようですが、海外のショップでは100ドル程度で購入できるようです。また、現在では、Vistaに対応したドライバも配布されているので、今後も問題なく使えるでしょう。
ビデオ編集にはまっているユーザーには、おすすめしたいグッズです。
関連情報
●関連サイト