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ワンセグのアンテナ受信感度をアップ!

ワンセグアンテナの受信感度アップの方法について、わかりやすく解説します。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

新しコーナーを立ち上げました。映像関係でおもしろい話しやおもしろいアイディアなどをお伝えする「ちょっといい話」。略して「ちょ話」。第1回目の今回は、ワンセグの感度アップの方法についてお話しします。

それは偶然だった

▲今回作ったアルミのアンテナ。

以前、ソニーのVAIO「type T」を購入したことはお伝えしたとおりですが、このワンセグ。ガイドの生活環境では結構受信が厳しいのです。ガイドの居住地は千葉県。東京タワーからは、直線距離にして約30kmほどの高台に位置する某市で、決してワンセグ環境がよいというわけではないのです。

近くに公園があるのですが、家を一歩出ればなんとか各局の受信が可能だけども、家の中では、東京に向いた部屋の窓際でかろうじて受信できる程度。しかも、仕事をしている部屋は東京都方向とはちょうど反対側にあるので、窓際でもほとんど受信できないのです。

そんなある日。撮影に行こうと思ってカミさんにおにぎりを作ってもらっていたのですが、急な原稿が入り撮影を取り止めたのです。それで、お昼はそのおにぎりを食べたのですが・・・。その間、type Tで遊びながら「モバイルTV」(VAIOのワンセグ機能)を起動しても、「やっぱり映らないよなぁ」と思いつつおにぎりを食べていると、フッとワンセグから声が出て映像がちょっとだけ映ったのです。

おっと思ってtype Tを引き寄せると、なにも映っていないのです。あれは何だったんだろうと思いながらアンテナ部分を動かしていると、おにぎりを包んでいたアルミホイールに触れたとき、モバイルTVのアンテナマークがフッと2、3本立って、しかも声が出て絵が映ったのです。

もしやと思い、アンテナにおにぎりのアルミホイルを巻き付けてみると、なんと、番組が映るじゃないですか!

やっぱりアルミか

そこで、アルミホイルを写真のような補助アンテナもどきを作って、type Tのアンテナにかぶせてみたのです。とどうでしょう。それまで部屋の中では受信できなかった局が、アンテナマーク2~3本が立って、なんの問題なく観ることができたのです。

▲アルミホイルを5cm幅くらいで切る。
▲こんな棒状に変形。
▲本体のアンテナにかぶせてセット。

▲アルミアンテナ取り付け前のアンテナ表示。
 
▲アンテナを付けると、3本程度は感度が上がる(画面はNHKの気象情報番組)

こんなアンテナも作ってみました

type Tの場合、ワンセグ用の外部アンテナ端子がないので、今回の効果は思わぬ拾い物でした。インターネットで調べてみたら、やっぱり、同じようなことをしていた人はいたのですね。同じようなアルミホイルでのアンテナの書き込みなどがありました。

本来なら、電波の波長からアンテナの長さなどを計算しなければならないのでしょうが、そこは手作り。アバウトなのがいいですね。で、写真のようなアンテナも作ってみました。これは効果なし。ストレートに棒状のものがよいようです。

▲こんなアンテナも作ってみたけど・・・。

使い勝手

使い勝手は非常によいのですが、ただ、アンテナの角度や向きなどは、局によって換えた方がよいようです。局によってはよく受信できる角度でも、別の局ではアンテナの棒が1本も立たないことなどもあり、使い方もかなりアバウトなようです。

いずれにしても、わりと手軽に感度アップできるので、ワンセグチューナーを持っている方は試してみてはいかがでしょうか。

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