記録メディアにHDDを採用した日本ビクターの「Everio GZ-MG70」。テレビCMも注目され、認知度がアップしているMPEG系のビデオカメラをレビューしてみました。
記録メディアはHDDのGZ-MG70
日本ビクターの「GZ-MG70」は、映像の記録メディアにHDDを標準搭載したMPEG系のビデオカメラです。このほか、静止画像を保存するSDメモリも搭載可能です。搭載しているHDDは、30GBの1.8インチHDDで、高画質モードのウルトラファインモードで約7時間10分の録画か可能という、超ロング撮影に対応しています。まぁ、これだけ撮れれば、ちょっとした短期間の旅行なら、いちいちHDDの映像を吸い出す必要もないでしょう。
30GBのHDDで可能な録画時間 | |
最高画質 | 約430分(8.5Mbps) |
標準画質 | 約850分(4.2Mbps) |
長時間画質 | 約2250分(1.5Mbps) |
明るく見やすい画質
撮影画素数は212万画素のCCD搭載で、動画撮影時は123万画素、静止画時200万画素での撮影が可能です。GZ-MG70に限らず、MPEG系のビデオカメラの場合、ファイル形式の特性から動きのある映像ではビットレートが低いとノイズが目立ちますが、高画質であれば、ほぼDVD-Videoを鑑賞しているのと同じレベルの映像を楽しむことができます。
撮影した映像の画質は、個人的な感覚差があるとおもうのですが、明るく見やすい映像に仕上がっています。自然な発色というより、MPEG-2形式のファイルとして編集・加工しても、見やすい映像として扱えるという特性があるのではないでしょうか。
なお、光学10倍、デジタル20倍のズームを併用すると200倍のズームが利用でき、さまざまなシーンでの活用が期待できます。