使いやすさで圧倒的な人気のあるコーレルのビギナー向けビデオ編集ソフト「VideoStudio」がバージョンアップし、「Corel VideoStudio X5」として登場しました。今回は新機能・強化機能を中心に、新しいVideoStudioをレビューします。


HTML5対応で、Webへの動画公開も簡単

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「VideoStudio X5」ボックスショット

「Corel VideoStudio X5」の新機能で最大の特徴は、HTML5に対応したことです。HTMLというのは、Webサイトなどを作成するときに利用するマークアップ言語というものです。マークアップ言語などというと難しそうですが、簡単にいえば、Webブラウザで表示したい文字や画像を指定する方法のことです。HTML5はその最新バージョンで、実は動画やオーディオデータなどの再生が簡単にできる機能を備えました。

 

VideoStudio X5では、このHTML5の新機能を利用し、VideoStudio X5から動画を再生するためのHTMLファイルを出力できるようになったのです。要するに、VideoStudio X5から出力したデータをそのままWebサイトなどにアップすれば、Webブラウザで簡単に再生できるということなのです。
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HTML5に対応した「VideoStudio X5」の編集画面


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HTML5に対応したWebブラウザで動画を再生できる。コントローラーも設定されている。このままWebサイト等で公開できる


さらに、簡単な編集機能も搭載。たとえば、リンクボタンをクリックすると指定したWebサイトにジャンプできるといった動作を設定できるようになりました。これまで、こうした設定はWeb編集ツールが必要でしたが、VideoStudio X5でこうした編集ができるようになりました。
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クリップに対してリンクを設定する編集機能が利用できる


HTML5での編集結果は、H.264かWebMというどちらかのフォーマットで出力することもできます。HTML5の表示に関してはWebブラウザによって対応が異なりますが、こうした違いに対応するため、出力方法が選択できます。

なおHTML5に対応させる場合は、通常のプロジェクトではなく、最初からHTML5プロジェクトとして設定します。
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プロジェクトはHTML5として新規設定する

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VideoStudio X5からHTMLファイルが出力される



■参考
・H.264

H.264は、動画を圧縮するための規格(コーデック)の一つ。ITU-T(国際電機連合)が勧告した規格で、同じコーデックをISO(国際標準化機構)では「MPEG-4 AVC」として勧告したため、双方の名称を併記して、「H.264/MPEG-4 AVC」とも呼ばれる。

・WebM
Googleが策定したビデオフォーマットのこと。HTML5では、利用できるビデオコーデック、オーディオコーデックに制限がる。そのめ、GoogleがビデオコーデックにVP8、オーディオコーデックにVorbisを採用し、これらを利用したファイルフォーマットとして策定したのが「WebM」。

次ページでは、もうひとつ注目の新機能をご紹介します。