■ファイル変換
HDV形式のまま取り込んだ映像は、変換ツールを利用してHQ形式のほか目的に合ったファイル形式に変換します。「ProCoder Express for EDIUS」というツールですが、このファイル変換ツールは秀逸だというのが率直な感想。HDV形式の映像をHQ形式に変換するのはもちろん、AVI、MPEG、QuickTime、WMV、RMなどさまざまな形式に変換してくれます。もろん、変換対象はHDVに限らず、どのようなファイル形式でもOK。ファイルコンバータとしても大変重宝するのです。
▲「ProCoder Express for EDIUS」で、目的に合ったファイル形式にコンバートする |
■ファイルの編集
EDIUSの編集機能は、トリミングやトランジション/フィルタの設定、タイトル作成など、通常のDV編集の機能とまったく同じです。HDV対応だ方といって、特別な機能があるわけではありません。作業も、普通のDV形式の映像を扱っているの同じ感覚で軽快に編集できました。というより、通常のDV編集に加えて、HDVタイプのファイル形式も使えるようなったというイメージでしょうか。
▲HDV編集だからといって、特別な機能があるわけではない。通常のDV編集同様のさまざまな加工が行える |
編集を終えたら、HQ形式をはじめ、さまざまなファイル形式で出力できるほか、「MPEG TS Writwe」というツールを利用して、HC1に書き戻すこともできます。これまた素晴らしい。もちろん、DV AVI形式での出力もできたり、DVDへの書き込みツールも備えるなど、取り込みから出力まで至れり尽くせりの供え。
結局、編集作業も「Pentium 4 2.53」という、なんでもない標準的なスペックのマシンで行ってしまいました。多少非力なマシンであっても、HQ形式ならきちんと編集ができる優れたファイル形式であることがわかります。
余り慣れていないインターフェースだったのでちょっと戸惑いもあったものの、慣れてしまえば普段のDV編集にも問題なく利用でき、HDVとDVの混在編集などなど、結構遊べる編集ソフトでもあります。他の低価格編集ソフトと比べるとちょっと高めですが、それだけのものは詰まっていました。
●製品情報
製品価格
- 「EDIUS 3 for HDV」:\29,800 (税別)
- 「EDIUS Pro 3」 :\69,800(税別)EDIUS Power Up Kit(EDIUS用のプラグインセット
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