朝きちんと食べるのが、シンプルライフの基本 |
シンプルライフで健康になるのはなぜ?
「シンプルライフを始めてから、体調がよくなった」
というのは、よく耳にすることです。
それまでファストフードや外食を食べながら、ゴチャゴチャした部屋で昼夜逆転の生活を送りっていた人が、シンプルな生活を心がけるようになってから、早寝早起きになり、きちんとしたご飯を作って食べるようになると、表情も行動もイキイキとしてきます。以前は、少しの距離でもタクシーに乗っていた人が、一駅前から電車を降り、ウォーキングを楽しむようになるなど、見違えるように健康的になる人も少なくありません。
実はここに、ある脳内神経の働きが関わっているのです。
その脳内神経とは、「セロトニン神経」。
これは、セロトニン研究の第一人者である、東邦大学医学部の有田秀穂教授の研究から明らかになってきました。
セロトニン神経とは?
セロトニン神経は、脳幹の縫線核(左右の脳の交差するところ)という位置に存在する神経で、神経伝達物質セロトニンを分泌することで、情報のやりとりをしています。セロトニン神経は、特に何か決まった役割があるというよりは、さまざまな役割を持つ脳神経の活動レベルをコントロールしている、オーケストラでいう指揮者のような役割を果たしています。
では、セロトニン神経は、シンプルライフとどのような関係があるのでしょうか?