苦しんで捨てることが大事 |
「もったいない」。2005年のシンプルライフのキーワードともなったこの言葉ですが、自分の状態をしっかり見定めないと、心のエネルギーをいたずらに消耗してしまうかも‥‥!?
シンプルライフのキーワード
2005年のシンプルライフのキーワードの一つとなった「もったいない」。
ケニアの副環境相、ワンガリ・マータイ氏による、日本の伝統的精神への高い評価に、わが意を得たりと膝を打った人も多かったのではないでしょうか。
シンプルライフの神髄は、単にモノを持たないことではなく、自分のまわりのすべてのモノに愛着を持ち、大切に使い、使い倒し、使い切ること。まさに「もったいない」の精神です。
「もったいない」で「捨てられない」
「もったいない」。この言葉の前に、モノを無駄にしたり、まだ使えるモノをポイポイ捨てたりできませんよね!
でも、まさにこの大掃除のさ中、
「う~ん、どうしよう!?」
と、アタマを悩ませている人も多いんじゃないでしょうか。
だって、家の中からは、
「いいモノだし、高かったし、どこも傷んでないし‥‥でもいらない」
というモノが、次から次に出てきます。
「ヤセたら着るつもり」のブランド物の服。
新品の美しい、でも足が痛くなる靴。
いただきものの高価な、でも置く場所のない食器セット。
こんないいモノを捨てるなんて、そんなもったいないこと‥‥。
売る? フリマ? ホントにできるの?
じゃあ、業者を呼んで売りましょう。フリマを開きましょう。どこかに寄付しましょう。リメイクしてキルトを作りましょう。もちろんそれがベストです。でもそのプラン、もしかしたら、何年も温めてきたんじゃありませんか?
そうだとしたら、それは「もったいない」というより、単に「捨てられない」だけなのかも‥。
だって、そんないいモノ、使わないでいるのがいちばんもったいないですもんね。