必要アイテムを割り出す


クロゼットに入りきらないほどの服、なのに「着るものがない」のはほんとうに不思議です。服はいつも、本とともに、増殖を抑えられないモノの筆頭にあげられるようです。かつて外貨準備高を女性の衣類にたとえた経済学者がいましたが、服というものはまさしく、いくら増やしても十分ということがないものなのかもしれません。

だからといって、増える一方の服を放置しておいては、シンプルライフへの道は遠いですね。もちろん、おしゃれが好きで、いろいろな服を着てみたい人が服の数を減らす必要はないと思います。でも、「たくさんの服はいらないから、必要最低限のものを着回したい」という人は、少々ストイックにならなければなりません。

「(1年なり3年なり)着ない服はさっさと捨てるべき」という意見はよく聞きます。まったく同感です。ただ、着ない服を捨ててシンプルになったはいいけれど、またぞろ同じような服を買ってしまう‥‥というありがちな過ちを防ぐにはどうしたらいいでしょう。

同じような服を何度も買ってしまうのは、買い物に基準と計画がないからです。服を増殖させないためには、無計画に買うのではなく、予め立ててある服飾計画に沿って、自分の着回しシステムを確立するために買い物をするのです。

シーンごと、季節ごとに、必要なアイテムの数を割り出し、その素材や色、デザインも決めてしまいます。多くの場合、「シーン」は、
1 仕事(スーツなど)
2 冠婚葬祭(フォーマル)
3 ちょっとお出かけ(イベント)
4 普段(カジュアル)
に分けられるでしょう。