シンプルライフ/モノを減らす・片付ける

最小限の服で素敵に見える人たち おしゃれな人はワンパターン?

おしゃれな人ほど手持ちの服は少なく、タンスのこやしがないみたい。どうしたら、少ない服でおしゃれに見せることができるのでしょうか。

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド

◆いしだあゆみさんのオシャレ哲学

ずっと以前、女優のいしだあゆみさんが、おしゃれに関するインタビューに、
「若い頃は、あれもこれもといろいろ着てみたけれど、ある時から、髪型もスカート丈も“コレ”と決めてしまったんです。それが、自分がいちばんきれいに見えることがわかったから」
という意味のことを言っておられました。
自分にいちばん似合うものがわかっているので、あれも着たい、これも着たいとは思わなくなったのでしょうね。“大人の女性”って感じで素敵です。

綺麗な人、おしゃれな人って、自分をよく知っているんですね。流行だから、ブランドものだからといって、似合いもしないものを身につけたりしない。だから意外と、いつも似たような格好だったりするけれど、似合うから野暮には見えない。
そういえば、シャネルも晩年パリのリッツに暮らした頃、手持ちの服はたった2着のスーツだったとか。また、有名デザイナーを多数輩出するアートスクール、セツ・モードセミナーの故・長沢節さんも、いつも同じスタイルを通したといいます。
もしかしておしゃれな人ほど、ワードローブはシンプルなのではないでしょうか。

◆自分のスタイルを見つけよう

女性はよく、
「着るものがない!」
ってぼやきますが、だからといってタンスの中がスカスカという人はまずいない。みんな、ろくに着たこともない服をどっさりしまってあるのです。
でも、いしださんのように、“自分のスタイル”を決めてしまえば、そんなこともなくなるでしょう。みんなと一緒の制服ではなくて、いわば“自分の制服”があるようなものなんですから。

“似合う色”って、ほぼ生涯変わらないそうです。だったら、自分のベストカラーを探って、その範囲だけで服を買うようにすれば、買物も楽だし、コーディネートも楽になります。スカート丈やネックラインなども、おおよその基本形を決めてしまうのです。その際は、おしゃれな人のアドバイスを受けたり、プロに診断してもらうとよいかもしれません。
「いつも同じような格好なんてつまらない」
と思う人や、いろんな服を着ること自体が仕事だったり趣味だったりする人はこの限りではないと思います。でも、コーディネートを考えたり、服を買うことによく失敗する人、タンスのこやしをこれ以上増やしたくない人には、いいやり方だと思うのですが…。
そろそろ、“自分のスタイル”を決めてみませんか?

=関連リンク集=
シンプルなおしゃれ「シンプルスタイル」
本当に似合うもの、好きなもの、心地よいものが少しだけあればいいのに――にお応えする、シンプルなアイディアとテクニックをご紹介!
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