節約/光熱費の節約

電気は頻繁に消さないほうが節電になるの?(2ページ目)

蛍光灯は短時間でつけたり消したりすると、余計に電気代がかかるという噂は本当?だとしたら何分以上がボーダーラインなのでしょうか?

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

何分ならつけておいた方が得?

30分寿命が短くなる=30分以内ならば点灯していた方が良い、という事にはならないことはお分かりいただけるかと思います。本当はどちらが節約になるのかというのは、消灯による電気代の節約額と、蛍光ランプの寿命短縮の相対性を比較しなければ割り出せないことです。

それを割り出すには、何分点灯して何回消灯するのか、蛍光灯のメーカーや種類、製品の価格など複雑な条件で算出しなければならないので、単純に「何分なら付けっぱなしの方がお得」というような簡単な結論には結びつかないのです。

照明ランプは適材適所

照明器具
省エネはこまめに消すのが基本
結局間違いないのは、消せば電気代はかからないということ。なんだかんだ言って、使わない場所はこまめに消すのが省エネの基本だとガイドは考えます。

ですがあまりにも頻繁な点灯消灯で、すぐに製品がダメになってしまってはもったいないことです。
洗面所や玄関、トイレなどの頻繁に点灯消灯をする場所には、蛍光灯や電球型蛍光灯の照明器具ではなく、白熱球を使用した方が良いでしょう。白熱球は蛍光灯と比べて電力消費は大きいですが、点灯でのストレスは無いので頻繁に点灯消灯をする場所に向いています。さらに通常使われている100Vの白熱球より、110Vの白熱球を使用した方が消費電力が少なく、電球自体の寿命も長いのでおすすめです。

ただ最近の蛍光灯や電球型蛍光灯の中には、点灯性能が非常に優れたものも発売されており、そういった機器を使うのが一番の節約になるのかもしれませんが、こちらは他製品に比べて若干イニシャルコストが高くなります。

総合的に考えてどの選択が一番得になるのかは、使用場所や使用頻度等によって異なるので、各ご家庭の使い方を良く考えて選択されると良いでしょう。


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