その3 使い切れる量を把握する
買った食材、しっかり使い切れていますか? |
まず買い物前には自分の家にある在庫をしっかり確認。生鮮品があるならば、まずはそれを使いきることができる献立を考えて買い物をすることが第一です。とにかく食材は無駄を出さずにしっかり使いきらなくてはいけません。
それから前ページでも書いたように、まとめ売りの食材にも気を付けましょう。本当に自分の家で使いきれる量なのか、もし使いきれなかった場合には冷凍などの長期保存は可能なのか、などを考慮した上で購入します。
でも、買った物をしっかり使い切るといっても、あまり使いたくもないのに強引に使い切るというような方法を取るのはあまり賢い献立の立て方とは言えないので、ちょっと多くて使い切れそうにないかな、と躊躇する場合は潔く買うのはやめましょう。
その4 便利食材は買わない
お惣菜やレトルト食品、調理済みの食材やカット野菜、合わせ調味料や即席料理の素など、どれも美味しくて便利ですよね。ですがこれらのものを買う時は、食材を買っているというより、ある程度時間や手間を買っているという認識を持った方が良いでしょう。材料と混ぜ合わせるだけですぐ出来上がる、というようなレトルト調味料などが巷には溢れていますが、家にあるしょうゆ、酒、砂糖…などといった調味料でも十分用が足りませんか?お料理が苦手でどうやって作れば良いのかわからない、という方も、こうしてネットに接続できる環境さえあればレシピくらいすぐに検索できますよね。
またそれ以外にも開ければすぐ使える的な食材も要注意。小さな例を挙げると、ボイルして殻が剥いてあるうずら卵と、生のうずら卵。生の物は家で茹でて殻を剥けば全く同じですが、たったそれだけのことで価格は倍くらい違いますよね。要するに、前者はうずら卵を茹でて殻を剥くという数分の時間と手間を、卵の価格に上乗せして売っているということなのです。
もちろんこれらの食材を否定はしませんが、買わなくても何とかなるものはあえて買う必要はない、ということを常に頭の隅に入れておくと、ずいぶん買い物習慣が変わってくると思います。
それからよく言われることですが「空腹時には買い物に行かない」というのも良い方法です。お腹が空いてるとどうしてもすぐに食べられるお惣菜や調理パンなどを買ってしまいたくなりますよね。つい「100円くらいならいいかなぁ」なんて思って買う物も、積もり積もればけっこうな金額になります。こうした物を衝動的に買ってしまわないような工夫も大切ではないでしょうか。
その5 どうしようか悩んだ時は買わない
「これはまだ家にあったかな?」「美味しそうだし、ちょっと買ってみちゃおうかな。」「近所の八百屋さんの方が安いかもしれないけどどうしよう」・・・なんて買うかどうするか悩む事はよくあると思います。そんな時は迷わず買わないことを選択しましょう。たしかに「あの時買っておけば安かったのに…」と後悔してしまうこともあるかもしれません。ですが、買わずに後悔する事よりも、買って無駄だったと後悔する確率の方がはるかに高いことを、皆さんもう経験上お気づきではないでしょうか。
買わないという選択にはお金は必要じゃないのですから、とりあえず悩んだら買わない。レジを通る前にもカゴの中身を最終確認し、あーこれはどうしよう、と思った物は戻すくらいの心構えでいきましょう。
以上5項目を読まれてどう感じましたでしょうか。「でも例外だってあるし…」「そんなこと言われても実行するのは…」と思われた方もいらっしゃるのでは?確かにこれを全て忠実に実行させるのは容易ではないかもしれません。
ですが一番の問題なのは、そうした無駄買いをする自分を許してしまい、無駄使いをした自分に言い訳をするその「習慣」なのです。やはり無駄買いを減らすのもダイエットと同じで、自分に言い訳をしていては決して成功はしません。
無駄な物を買って「仕方ない出費なのよ」と自分に言い訳し続ける買い物習慣から脱却してみませんか?
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