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初心者でもわかる地球温暖化【前編】(2ページ目)

地球温暖化はこのまま進むとかなり危険!環境も考えながら節約をしませんか?

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

このまま温暖化が進むと、100年後には最大5.8℃平均気温が上昇すると予測されています。本当にそうなった時、西暦2100年の日本はどうなってしまうのでしょうか。

海面が上昇し、高波・津波・浸水の危険

地球温暖化
小さな島は全て海の中へ…
気温の上昇で海水の膨張、氷河などの溶解により、海面の上昇します。すると必然的に沿岸の砂浜は減少し、高波や津波が起こりやすい状況に。また海抜の低い地域は浸水の危険がさらに高まります。そして海抜の低い多くの島は、海に沈んでしまうことになります。


熱中症患者が増加し、マラリアの危険性が高まる

現状でも年々夏の猛暑は酷くなっており、熱中症患者は増加しています。気温が上昇すればさらに増えることになるでしょう。また熱帯地域でしか流行しなかった病気の多くが広い地域で蔓延するようになり、特に熱帯・亜熱帯地域の感染症「マラリア」が、日本でも流行する可能性が高くなります。

洪水の頻発、渇水、干ばつ地域の増大

温暖化による異常気象で、台風の巨大化、局地的な豪雨などが頻発するようになったり、傍ら全く雨が降らない地域などが出て、渇水や干ばつが起きます。

ブナ林の分布域が大きく減少する恐れ

地球温暖化
森の生態系は全てに影響する
山林の多い日本は、天然のブナ林が生態系に大きな影響を環境を与えます。まずブナ林が無くなると、森林の保水力が低下し、土砂崩れなどの被害が多発。同時に保水力を失った山林の土砂が海に流入し、魚類は繁殖ができなくなります。当然海の生態系の崩れは、私達人類にも大きく影響を及ぼすことになるでしょう。


高温による農産物の生育生涯の恐れ

気温の変化は植物の生育に大きな影響を及ぼします。お米などは北日本地域以外では生育が不可能な状況に。また世界的に温暖化の影響で穀物の生産量が少なくなるため、食べ物のほとんどを輸入に頼っている日本では、食料難になることは必至です。

都市部のヒートアイランド現象が進む

ヒートアイランド現象とは、アスファルトやビル、自動車などの廃熱により、都市部が周辺地域より気温が高くなってしまう現象です。このヒートアイランド現象は地球温暖化によりさらに加速することは避けられない状況に。ヒートアイランド現象は気温の上昇ということだけにとどまらず、急激な上昇気流の発生により局地的な集中豪雨が起こり、洪水などの危険性も高くなります。



後編では「地球温暖化」への対策に付いて考えてみたいと思います。
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