横地さんはそもそもは、イタリアでインテリアデザインを学ぶために留学生活をはじめました。フィレンツェでの日々を重ね、いろいろな人たちと関わりをもつうちに、ますますイタリア文化への興味が膨らみ、イタリア文化の根本とも言われるワインへの知識を深めたいと思うようになったそうです。
そして、2009年春、見事イタリアの国家資格であるイタリアソムリエの資格を取得しました。
イタリア留学(フィレンツェ留学)の魅力
写真右が横地さん。2009年春にイタリアソムリエ資格を取得しました。 |
横地さん:自分の好奇心を満たしてくれる場所であり、生活を始めてやっと自分の居場所をみつけたような気がしています。居心地の良さを感じる一方、海外で暮らす事で日本人であることや自分自身を見つめ直すいい機会にもなっています。そして、ここで暮らしていると何かをやってみたくなりますね!
ガイド:4年間の滞在中、いろいろなことをされているんですね?
横地さん:バールやレストランでアルバイトしたり、ジュエリーの店で働いたり、友人とジュエリースクールを運営してみたりと、好奇心の赴くままチャレンジしてみました。今は幼い頃から培った特技を生かし、毎月数回、イタリア人に書道を教えています。
そんな時、ワインを飲むのが好きという気持ちとご縁のおかげで、今のお仕事 (Accademia dei Vini)を知り、仕事をしていく中でますますワインへの興味が膨らんで行きました。その時点では特に何の知識もなかったので、私もワインを学んでみたいと思い、ワインソムリエのコースに挑戦することにしました。
「好き」を「仕事」に変える!? ソムリエコース
ワインを知るにはとにかく飲むこと。多くを飲み、知り、それが経験となる! |
横地さん:AIS(イタリアソムリエ協会)というイタリアの「国家資格」の称号を与える事の出来る協会が認定しているコースです。国家資格だけあって、イタリア人がソムリエを目指す場合はコース開始から最終試験まで3年の歳月を要するのですが、日本人のためのコースは同じ内容を1ヶ月半で構成した短期集中型。教授とテキストの内容はイタリア人のものと同じですが、テキストは日本語訳されているし、授業は日本人AISソムリエによる同時通訳で行われているので、言葉の面では問題ありませんでした。
短期集中だから朝から夜までしっかり授業。毎日覚えることと、ワインのテイスティングがいっぱい…まさに大人になってからの「強化合宿」みたいでした。
>>ワインの知識ゼロ!?からのスタート>>