上手に使い分けることがベスト!

出典:2011年夏版 省エネカタログ

出典:2011年夏版 省エネカタログ

実生活では、前ページで比較したような、18時間連続・最大W数での運転をすることは少ないもしれません。しかし個別の電気暖房は、上手に運転しないと結構な電気代がかかってしまうものです。ちなみに、電気カーペットの電気代が意外と高いと感じた人も多いのでは?実は、家庭での消費電力量・第5位は、電気カーペット!約4.3%を占めているほど、各家庭で使用されている率が高い家電なのです。

しかし電気暖房は、スイッチひとつで使えて便利・空気を汚さず清潔・炎が無いので安全・設置工事が必要ない・部屋間の移動がラク・スポット暖房に快適!など、メリットも多々ありますので、上手に使い分けることをおすすめします。心得ておきたいポイントは4つ。

■サーモスタットの有無を確認
いずれの機器も、出力のコントロールが自動でされれば、ある程度ムダな電力消費はカットできます。お手持ちの機器に、サーモスタット機能がついているか否か、確認してみましょう。サーモスタットが付いていない場合は、自分で調節をすることを心がけて下さい。

■小まめに温度調節を!
しかし、サーモスタットに任せるだけでなく、タイマーを設定したり、小まめに【強・弱】を切り換えれば、より無駄な電力を使わないで済みます。例えば、電気カーペットやオイルヒーターなども【強】で運転し続けていてはダメ!半面にしたり【弱】にするなど、小まめに温度設定をコントロールして、ムダをカットしましょう。

■適材適所で使う
部屋全体を長時間暖めたいなら、省エネ性が高い「エアコン」。朝や帰宅後の短時間集中的に暖めたいなら、立ち上がりが早い「ファンヒーター」。洗面所やトイレなどの暖房なら、身体を暖めてくれる「電気ヒーター」。スポット的に自分の居場所だけなら「電気カーペット・こたつ」など、それぞれの特徴に見合ったシーンで使いましょう。

■組み合わせて使う
暖房器具は、(1)部屋全体を暖めるタイプと、(2)身体を直接暖めるタイプに分けられます。これら2つのタイプを組み合わせることが重要です。機器側でも省エネが進んでいますが、どの暖房器具を組み合わせるかが、快適&省エネに直結しますので、機器の特徴を知り上手に使い分けて下さい。

■電気使用のピーク時を意識する
節電アクション「冬期の節電メニュー(ご家庭の皆様)」

(参考)節電アクション「冬期の節電メニュー(ご家庭の皆様)」より。グラフは、サンプルデータを元に経済産業省資源エネルギー庁にて集計

一日の中でも、電気の使用量が多い時間帯と少ない時間帯があります。例えば「冬季平日の電気の使われ方」のイメージグラフを見てみると、夕方以後は、家庭の電気使用が多くなっているのが分かります。このような、電気使用の多いピークタイムに電気の使用を避ける「ピークシフト」は節電対策にとても有効ですので、ぜひ意識しておきたいものです。

節電のため寒くても我慢するのではなく、ピークタイムには消費電力の大きい機器の使用を避けたり、タイマーなどを駆使してピークタイム前に部屋全体を暖めておくなど、計画的に部屋を暖めるよう意識するのも賢い使い方と言えるでしょう。

【参考記事】暖房器具の種類と特徴

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。