2007年除湿機、注目は「冷風&温風」タイプ。これで、いよいよ本格的な通年家電の仲間入りか? 3月・4月に新機種が出揃った“除湿機”。湿度が高くなる梅雨から夏場は特に、除湿機のニーズが高まります。しかし最近は、花粉の季節の室内干し対策や、冬場の結露対策など、一年中使いたい【家電】となっています。 そんなニーズを反映し、今年は、人気の冷風機能だけでなく、温風機能も搭載した機種が登場しました。これで、いよいよ本格的な通年家電の仲間入り?でしょうか。そこで今回は「冷風&温風」搭載タイプをはじめ、各メーカーの新機種もあわせてご紹介します。“除湿機”購入の検討材料として、お役立て下さい。 <INDEX> 年中快適“冷風&温風”搭載の除湿機、登場!・・・P.1 「冷風」機能の元祖“コンビニクーラー”・・・P.2 季節にあった最適除湿が自慢!ハイブリットタイプ・・・P.2 おまけ:2007除湿機・スペック一覧(ガイドの評価付き)・・・P.3 年中快適“冷風&温風”搭載の除湿機、登場! まずは、ガイド注目の「冷風&温風」タイプから。今まで「除湿+冷風」が人気となっていましたが、今年は「温風」を吹き出すタイプが登場。もともと、コンプレッサー式除湿機はヒートポンプ搭載のため、除湿をするときに「冷風」と「温風」ができるのが特徴でした。今までの除湿機では、この「冷風」は利用され、簡易冷房としてきたのですが、「温風」については、生ぬるい風ということで、乾燥時のみ使用していたのです。しかし今年は、ヒーターを搭載することで「温風」の温度を上げ、簡易暖房としても使用可能となりました。これはなかなか便利ではないでしょうか?該当機種は以下の2メーカーとなっています。 ■三菱電機・除湿冷温風機~「サラリ」 三菱電機 MJ-H100BX-V 参考価格:¥49,200 (税込) 方式:コンプレッサー+ヒーター ※詳細スペックは別表参照 コンプレッサーにヒーターを搭載することで、洗濯物をより効率よく乾燥する新タイプ。注目ポイントは「温風」の温度。ヒーター搭載により、室温より20℃~40℃高い温風を実現。冬場の結露対策だけでなく、脱衣所などの狭い場所なら、簡易暖房として充分に活用できます。もちろん「涼感スポット冷風(室温より-14~ー16℃低い冷風)」もありますので、まさにオールシーズン使用できる一台と言えるでしょう。 そして、洗濯物を温風で乾燥する「ヒートポンプ温風乾燥」。ヒートポンプの熱+吹き出し口に搭載したヒーター(385W)により、2kgの洗濯物を50分で乾燥してくれます。これは、除湿機トップクラスの速さです! ※各メーカー統一の基準で計測。(室内の温湿度条件:20℃・70%/洗濯物:2kg相当(例:ワイシャツ2枚、パジャマ1組、Tシャツ3枚、下着7枚、タオル3枚、靴下2足) 部屋の広さ6畳相当) また、2枚のシャッターで風の通り路を切り替え「温風のみ・冷風のみ・温風+冷風」の3通りの風が自在に選べる「冷温風ハイブリットシステム」を搭載。これにより、部屋の除湿は「混合風」、涼感を得たい時は「冷風」を前面に、洗濯物の量に応じて「混合風」「温風」を選択するなど、シーンに応じて最適な風が選べることとなりました。 温風・冷風の風向きが自在に選べる「冷温風ハイブリットシステム」 画像:三菱電機サイトより この他にも「衣類消臭デオドライ」機能や、洗い物が乾いた頃に自動停止する「おてがるランドリー」・急いで衣類を乾かしたい時の「衣類乾燥カバー」など、日々の衣類管理に便利な機能のほか、キレイを維持する「内部クリーン機能」もあり、とても使い勝手の良い除湿機です! ■東芝・除湿冷温風機~「CoCoCool(ココクール)」 東芝 RAD-C100DBX-S 参考価格:¥39,800 (税込) 方式:コンプレッサー+ヒーター ※詳細スペックは別表参照 「4段階オートスイング」なら、目的にあわせた最適な状態で運転できます! こちらも、コンプレッサー式にヒーターを搭載した、冷温風タイプの除湿機となります。基本的な性能は、前出のタイプと似ています。「ホット」「クール」「ドライ=冷風&温風ミックス」の3つの運転モードが選択可能。また、前吹き出し・上方吹き出し・広角吹き出し・下吹き出しの「4段階オートスイング」で、目的にあわせた最適な状態で、除湿機が使用できます。冷風は標準的な-14~15℃ですが、温風は+16℃とやや低め。簡易暖房としてでなく、温風乾燥と言う感覚でとらえた方が良いでしょう。 「乾きごろセンサー(湿度と温度のWセンサー搭載)」で、乾いたころに自動ストップしてくれる機能もあり、留守中でも安心。また「強力脱臭フィルター」「抗カビプレフィルター搭載」「内部ドライ機能」など、細かい配慮も万全です。 次ページでは「冷風」機能搭載の機種をご紹介します>> 123次のページへ