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知ってた?そのお土産はNG、没収です(4ページ目)

海外旅行でかかせないお土産。実はこのお土産が検疫でNGとなり没収されるケースが増えています。米国産のビーフジャーキー、欧州のハムやソーセージ、アジアの果物などもNG。免税で売られていても注意が必要です。

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

植物で注意が必要な持ち込み品は?没収品から出てきたのは……

街中で売っている果物。おいしそうだけれど……
植物については、種子、球根、果実、苗木、切花etcなど、持ち込み規制の範囲が広いので是非こちらで確認しておでかけください(国を指定して持ち込みが出来ないものが検索できます。)特に輸入できない果物の持ち込みが多いのは、東南アジアからの生の果物だとか。

空港の免税店に売っているものも含めて一般に販売されている生の果実は持ち込みが難しいと思った方がよさそうです。
ただし、ハワイのパパイヤについては「ハワイの空港で申し込み、日本の空港で消毒済みのものを受取れるサービスがあるのでそれを利用すれば持ち込むことも可能です。(春日井さん)」とのことなので、こういったサービスを利用するのも一つの方法です。(詳しくは旅行会社や空港会社へお問合せください。)

なぜこういったものが持ち込みの規制になるかというと、ハワイやヨーロッパには”チチュウカイミバエ”、東南アジアには”ミカンコバエ”や"ウリミバエ"という日本にはいない害虫がいて、それらは果物に卵を産み繁殖する性質があるからなんです。ですので、例外的に、パイナップル、ドリアン、ココナッツなどの果物は、果物の中へ卵を産まない為、持ち込みが可能なのだとか。

冷凍果物やドライフルーツなどは、輸入禁止植物に該当しない為、帰国した際に植物防疫所のカウンターにて検査を受け、植物に有害な病気や害虫が発見されなければ持ち込むことが可能です。
虫付きのお土産なんて……
ちなみに輸入禁止植物も、飛行機の中までは持ち込みができ機内で食べることは問題ないそうです。ただし……
「実際に輸入が禁止されている果物を確認するとミカンコミバエなどの幼虫がいることがあります。」
というショッキングなお話も。せっかく買ってきたお土産も、虫つきではかえって失礼。是非購入時によーく考えて、また持ち込む場合はきちんと検査をうけるようにしましょう。

農林水産省植物防疫所
農林水産省植物防疫所~旅行される方へ(海外旅行)
農林水産省植物防疫所~輸入が禁止されているものへ

なお、実は国内でも沖縄や奄美大島などからら本土へは植物の移動規制があります。これについては機会があればご紹介しようと思いますが、詳細は以下でご確認ください。
農林水産省植物防疫所~旅行をされる方へ(国内)



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