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伊東に行くなら…ハトヤホテル徹底解剖

CMでお馴染みの伊東にあるハトヤホテルを徹底解剖。ハトヤの名前の由来はマジシャンが関係? ハトヤ自衛消防隊の秘密、ハトヤのCMソングの秘話などトリビア満載でお届け。三段階スライド方式、海底温泉の解説も。

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

高台にあるハトヤホテル
「伊東に行くならハトヤ」のCMはあまりにも有名。でも、実は「ハトヤ」は2つあることをご存じですか? 多くの方が目にしていると思われる、伊豆急行の車窓から海辺に見えるのは「サンハトヤ」。昭和50年にハトヤホテルの3代目が創業した姉妹ホテルです。本家本元は海沿いではなく、夜景が美しい高台にあります。

昭和22年開業後、増築を重ね現在は162室という大規模なホテル。5つの源泉から良質な温泉が湧き出し、広々とした大浴場はもちろん、全室お風呂は天然温泉。ちなみに室内プールも温泉! CMで有名な大漁苑や、三段逆スライド方式のつりぼり、そして海底風呂はサンハトヤにあるのですが……今回はハトヤホテルのルーツを探るべく、あえて本家本元へ。知っているようで知らない「ハトヤホテル」のトリビアを盛りだくさんでお伝えします。

電話、車のナンバープレート「4126」に続く謎……「8108」とは?

今春新たに登場! 「8108」の語呂合わせは……
ハトヤといえば、電話番号が「4126(ヨイフロ)」なのは、CMも有名。でも、実は送迎用のマイクロバス、キャラバン、そして消防車に至るまで、車のナンバープレートも4126(ヨイフロ)だってご存じでした? その徹底振りはお見事。

そして今春からは……「8108」というナンバープレートの車も登場! この語呂合わせ、何かわかりますか? 実は……「8(ハ)10(トー)8(ヤ)」。「ハトヤ」なんです。おお~なるほど! ホテルに着いたらナンバープレートの確認をお忘れなく。

ハトヤホテルの名前の由来は……マジシャン!?

ハトヤホテルのキャラクター。グッズもそろいます。
はて、何で「ハトヤ」なんだろう? ホテルに掲げられた大きな「ハトヤ」の看板を見て疑問に思った私。早速ホテルで聴きこみ調査を開始。しかし、社史などは残っておらず、調査が困難を極めたところ……昭和40年代からお勤めの自衛消防隊 隊長の相良さんからひとつの重要な手がかりとなる資料を入手。創業者の社長のインタビューをまとめた古い1枚の記事です。

これによると、ハトヤは昭和22年に14室のハトヤ旅館を譲りうけて開業。このハトヤ旅館の元の所有者(注:ハトヤホテルの創業者ではありません)が、鳩を出すのが得意なマジシャンだったため、そこから「ハトヤ」という名称をつけたとのこと。また、初代の14室の建物は、新しく改装される際に移築されたそうで、その移築先の名前は「小鳩莊」というとか。まさか、名付け親のマジシャンも、こんなにも後々有名なホテルになるとは想像していなかったことでしょう。

>>続いて、ハトヤ消防隊やCMの秘密にも迫ります(次ページへ)
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