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LUMIX DMC-G1 レビュー(2ページ目)

マイクロフォーサーズ規格の第一弾となるLUMIX DMC-G1を触ってみた。その外観はごく小さなデジタル一眼レフのように見えるのだが……。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

コンパクトスタイル的な操作感

前ページで書いたように、超小型のデジタル一眼(レフ)として実にオーソドックスなつくりになっているものの、その使用感はコンパクトスタイルのデジタルカメラのそれにかなり近い。
液晶ディスプレイ右側にある円状のコンソールボタンはLUMIXのコンパクトスタイルのものと同じ形状だ。
たとえば、液晶ディスプレイ右側のボタン配置はパナソニックのLUMIXシリーズのそれに準拠している。

割り振られているボタンの機能自体は異なっているが、少なくとも見た目が似ているということで拒否感は少なくなっている。

デジタル一眼として形状はオーソドックスでありながら、コンパクトスタイルのデジタルカメラからのアップグレード対象となるセグメントを目指している製品だといえるのではないだろうか。

コマンドダイアルを一度クリックすると露出補正ができる。なかなか優れたアイディア。
ボディには露出補正ボタンが搭載されていない。露出はグリップ部にあるコマンドダイアルを押し込んでから回すことで補正を行うという仕様になっている。
この機能はかなり便利である。
ただ、最初は「露出補正ボタンがない!」と大騒ぎでマニュアルを読み漁ったことも書かねばなるまい。

液晶ディスプレイを見ながらの撮影、いわゆるライブビュー撮影もフルタイムで可能となっている。
他の多くのデジタル一眼レフにおいては、おまけ的な機能となっているライブビュー撮影だがDMC-G1においては本格的な撮影が可能だ。
ライブビュー撮影で指とシャッターがきっちりとシンクロして撮影できるという感覚はオリンパスのE-330、ソニーのα350以外では味わえなかったものだ。
この点においても、コンパクトスタイルのデジタルカメラで撮影する感覚をそのまま使うことができる。

上下左右の展開が可能なフル稼働液晶ディスプレイ。縦横比は2:3。
また、液晶ディスプレイは縦横比が2:3のワイド3.0型でかつフル可動式のものが搭載されている。
E-3やα350のレビューでも書いたように、ライブビューと可動式液晶ディスプレイの相性は最高で、ライブビューでの撮影を本格的にするのであればなくてはならないものだといえる。

また、マニュアルフォーカス時にピントのあっている部分を5倍、10倍に拡大できる機能もあり、マクロ撮影時などよりシビアなピント合わせが要求されるシーンでも使いやすい。

最後に画質関連をチェックしてみよう
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