代表的なQ&Aサイトの月間利用者数の推移
代表的なQ&Aサイトの月間利用者数の推移
先日まで放送されていたテレビドラマ「今週、妻が浮気します」をご覧になったことはあるでしょうか?このドラマは元々、2004年1月、OKWave教えて!gooというQ&Aサイトに、ある男性が妻の浮気に関しての質問をし、それを見たユーザーからの回答が100件を超える人気を呼び、その1年後には書籍化されたものが原案となって作られたものです。

先月22日、ネットレイティングスが発表した「2007年1月度のインターネット利用動向情報サービスの調査」によると、ユーザーが質問をし、それを見た別のユーザーが回答をするというQ&Aサービスが急成長し、その中でも教えて!gooとYahoo!知恵袋は今年1月の利用者数が400万人を超えたという結果(PDF)が出ています。

今回は、いま順調に人気を拡大しているQ&Aサイトの現状、そしてその人気の要因に迫っていきます。

そもそもQ&Aサイトとは?

右肩上がりで利用者が増え続けているQ&Aサイトですが、同じユーザー参加型サービスのSNSやブログに比べれば、まだまだ認知度は低いサービスです。ではQ&Aサイトとは一体、どういったものなのでしょうか?

Q&Aサイトの歴史は古く、今から約8年前の1999年7月にOKWave(開設当時の名前はOKweb)がサービスを開始しています。従来の検索エンジンで情報を探すという形ではなく、自分の欲しい情報などを質問し、他のユーザーに答えを求めるという形で情報、知識を得ることができます。

自分で質問した場合、ユーザーが回答してくれるのを待たなければいけないため、検索エンジンのように一瞬で情報が得られるということはありませんが、例えば「Google、Yahoo!以外でお勧めの検索エンジンを教えてください」など、より詳細でピンポイントの情報が得られるため、時間がかかってもより詳しく、尚かつ通常の検索エンジンでは得られない情報、知識が欲しいという人に向いているサービスです。

質問内容は多種多彩

Q&Aサイトでは、自分で質問する以外にも過去に質問されたものを検索することが可能で、現在、OKWave/教えて!gooで250万件以上、Yahoo!知恵袋では1,000万件を超えた過去の質問があり、これを利用すれば通常の検索エンジンと同様に瞬時に疑問を解決することもできます。

その質問内容は、「今週、妻が浮気します」のような恋愛、人間関係に関するものから、パソコンの機能、操作に関するもの、芸能人、ファッションに関するもの、子育てに関するものなど多種多彩です。またクイズやアンケートとしての利用も可能で、検索というよりも一種のコミュニケーションツールとして利用している方も多いようです。

質問する側、答える側の両方に喜ばれるサービス

掲示板やSNSなどでは、話の流れを遮って自分で調べることなく、質問ばかりするユーザーは、ほかのユーザーに嫌がられたりしますが、Q&Aサービスは当然ながら、元から質問したいユーザーと回答したいユーザーが集まってくるサービスなので、どんなに質問をしても嫌がられることはありません。

そして回答する側の利点としては、良回答をする、もしくは、回答、参加をするだけでそれぞれのサービス上でポイントを得ることができるため、単に自分の知識、情報が役に立つというだけではなく、ちゃんとポイント(サービスによってはお金)という形で利益を受け取れるという点です。

つまりQ&Aサービスとは、ネット上やネット以外で自分のわからないことを調べるためにかかる時間をポイント(お金)を使ってほかの誰かに調べてもらう、もしくは知っている情報、知識を提供してもらうサービスですから、ポイント(お金)を使ってでも疑問を解決したいというユーザー、そして自分の知識、情報を使って誰かの役に立ちたい、利益を受けたいというユーザー、どちらにとっても有益なサービスといえます。

<次ページでは、Q&Aサービスの問題点、そしてこれからのQ&Aサービスについて見ていきます。>