真ん中の部分がユーザ一覧ですが、「ユーザー名」のところにこれまで登録しているユーザの名前が並んでいます。その隣が「グループ」となっていますが、これがそのPCをどこまで操作可能であるかという「権限」を表しています。
主に使われる権限は以下の4つです。
- Administrator
そのPCで最高の権限です。あらゆる設定やアクセスが可能です。 - Power User
Administratorに次いで高い権限です。システムを変更するソフトウェアのインストールや自分個人向けの設定ができますが、OSそのものの設定を変更するような作業を行ったり、他のユーザが管理するファイルを見たり操作したりすることはできません。 - User
自分で作ったファイルを保存することはできますが、システムを変更するソフトウェアをインストールしたり、OSの設定を変更したりすることはできません。 - Guest
一時的にOSを利用するためのアカウントです。権限としてはUserと同じとなります。
言うまでもなくAdministrator権限は最も重要です。Administrator権限のパスワードを他人に知られてしまうと、おおよそどんなことでも許してしまいます。
しかしAdministrator以外の権限であっても、ユーザ名とパスワードを知られてしまうと様々な問題が発生します。
現在、IEに入力した暗号化前の情報が取得されてしまう(つまりSSL暗号化が意味をなさず、暗号化されているはずのカード番号やネットバンキングの暗証番号さえ盗まれるおそれがある)という問題点が報告されています。
つまり、「パスワードを他人に知られない」「パスワードを他人に推測されない」「安易なアカウントを残しておかない」といったアカウント・パスワード管理が重要になってくるのです。