今回は、アカウントとパスワードの管理方法について述べます。
今回の記事が扱うのは、Windows NT/2000/XPに限定されます。
Windows 95/98/MEには、ユーザアカウントという概念がありません。PCの目の前に座ることができれば、誰でもPCにログインできてしまいます。
(95/98/MEで起動時に求められるログインパスワードは、Windowsネットワークへログインするためのパスワードであって、マシンそのものにログインするためのパスワードではありません)
それはそれで困るのですが、ともあれ今回の記事はNT/2000/XPをお使いの方向けです。
Windows NT/2000/XPでは、マシンそのものにログインするためのパスワードが必要です。しかも登録されたユーザごとに、そのマシンをどこまで自由に使えるかという「権限」を変えることができます。(ただし、「Administrator(管理者)」の権限を持つユーザである必要があります)
実際に見てみた方が理解が早いので、さっそくユーザアカウントの設定ウィンドウを開いてみましょう。
◆ ユーザ管理ウィンドウを開く(Windows2000の場合)
【1】
スタートボタンをクリックして、さらに【設定】-【コントロール パネル】をクリックします。
【2】
【コントロール パネル】の中の【ユーザーとパスワード】をダブルクリックします。
すると、以下のようにユーザ管理ウィンドウが表示されます。
さて、ところでまず確認していただきたいのですが、このウィンドウ上部にある【このコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります】にチェックは入っているでしょうか。
ここにチェックが入っていない場合、パスワード入力なしで、最も大きな権限を持つ「Administrator」としてログインすることができてしまいます。ここは必ずチェックが入っている状態にしておいてください。
(追記:2003/3/26)
しばらく前に読者の方から「XPの設定がわからない」という質問をいただいておりました。
これに対し「情けない話ですがXPの環境がありません」とメールマガジンで漏らしたところ、他の読者の方から情報をいただきました。
【設定】-【コントロールパネル】-【ユーザーアカウント】
でユーザの設定に入ることができるとのことです。
情報提供、本当にありがとうございました。