
洗濯機を買い替える際、多くの人は「ドラム式」か「縦型」どっちを選ぼうか悩むと思います。デザイン性や乾燥機能で人気のドラム式に対し、昔ながらの縦型も根強い支持があります。より汚れが落ちるのはどっちの洗濯機なのでしょうか。詳しく解説します。
A. 汚れ落ちで選ぶなら「縦型」がおすすめ
両者は洗い方の仕組みそのものが異なるため、得意な汚れも違います。泥汚れなどしっかり系の汚れなら縦型、油汚れならドラム式がやや有利です。そして、総合的な洗浄力では縦型に軍配が上がるでしょう。
縦型は、洗濯槽の底にあるパルセーター(回転羽根)が水流を起こし、衣類同士を強くこすり合わせるもみ洗いが基本となります。たっぷりの水で洗うため、泥・砂・食べこぼしなど固形の汚れを物理的に引きはがす力が強いのが特徴です。
一方ドラム式は、少ない水で衣類を持ち上げて落とすたたき洗いが基本です。ヨーロッパの硬水文化から生まれた方式で、水量が少ない分、洗剤濃度を高くできるため皮脂汚れや油汚れの分解に強いという特性があります。ただし、衣類同士の摩擦が少ないため、泥汚れなど粒子系の汚れは縦型に劣る傾向があるでしょう。
それぞれの洗濯機がおすすめな人の特徴は?
●縦型は育ち盛りの子どもがいて泥汚れなどが多い家庭向き
縦型は泥汚れなどに強いため、泥だらけの体操服や食べこぼしのついたエプロンなど、しっかり系の汚れがついた衣類を洗濯する機会の多い、育ち盛りの子どもがいる家庭に向いています。また、屋外での仕事やスポーツをするため、泥・砂汚れのついた作業着やユニフォームを洗うという人にもおすすめです。
さらに、本体価格が数万円前後からと、ドラム式(10万~30万円)よりかなり安いことから、初期費用を抑えたい人にとってもいい選択でしょう。ドラム式より奥行きがコンパクトで、防水パンにも収まりやすいので、設置スペースが限られる家庭にもぴったりです。
●ドラム式は乾燥まで一気に仕上げたい家庭向き
ドラム式は乾燥機能付きの場合、洗濯物を上下に回転させながら熱風や温風で衣類を乾かせるため、衣類の洗濯から乾燥まで一気に済ませたい、共働き家庭や、多忙で家事にかける時間を短縮したい人に向いています。
また、高濃度洗剤でタンパク質汚れにも強いため、泥汚れなどよりもワイシャツの襟汚れなどの皮脂汚れが気になる人にもぴったりです。使用水量は縦型の半分以下なので、水道代を節約したい人にもおすすめできます。そのほか、ドラム式のたたき洗いは縦型のもみ洗いに比べて摩擦が少なく、生地へのダメージが軽いため、衣類を傷めたくない人にも向いています。
洗浄力なら「縦型」、タイパなら「ドラム式」
洗浄力そのもので選ぶならわずかながら縦型、乾燥まで含めた総合的な家事効率で選ぶならドラム式というのが結論です。もちろん縦型でも乾燥機能付き、ドラム式でも温水洗浄機能で泥汚れに対応するモデルも登場しています。何を、どれくらいの頻度で洗うかというライフスタイルを軸に選ぶことが、後悔しない洗濯機選びの最大のポイントです。







