
将来のための備えは、世帯によってさまざま。二人以上世帯の貯蓄額は、年代によってどれくらい変わるのでしょうか。今回は、金融経済教育推進機構(J-FLEC)のデータをもとに、二人以上世帯の平均貯蓄額を年代別に紹介します。
二人以上世帯の平均貯蓄額は?
J-FLECが2025年に実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、二人以上世帯全体の平均貯蓄額は1940万円、中央値は720万円でした。
平均額は、一部の高額資産保有世帯によって引き上げられる傾向があり、実感より高く感じる場合があります。より多くの世帯の実態に近い数字として、中央値も参考になるでしょう。
※ここでいう「貯蓄額」は、J-FLECの調査における「金融資産保有額」を指します。金融資産とは、運用のため、または将来に備えて蓄えているお金のことで、日常的な出し入れに使う預貯金は含みません。
年代別に見る二人以上世帯の貯蓄額
二人以上世帯の貯蓄額を年代別に見ると、次のようになります。

平均額・中央値ともに、年代が上がるにつれて着実に増えていく傾向が見られます。特に60代では、中央値が1400万円と、20代の10倍以上に達しています。
二人以上世帯で「貯蓄がない人」はどれくらい?
金融資産を保有していない世帯(貯蓄がない世帯)の割合を年代別に見ると、20代21.6%、30代17.6%、40代18.8%、50代18.2%、60代12.8%と、年代が上がるにつれて少しずつ下がる傾向が見られます。
※「貯蓄がない世帯」とは、金融資産を保有していないと回答した世帯を指します。日常生活用の預貯金はここでいう金融資産には含まれないため、まったくお金がない世帯という意味ではありません。
まとめ
今回は、二人以上世帯の平均貯蓄額を年代別に紹介しました。平均貯蓄額は、一部の高額資産保有世帯によって全体が引き上げられ、多くの人の実感より高めに出ることがあります。また、貯蓄額はライフステージによっても大きく変わるもの。平均の数字だけに一喜一憂せず、自分のライフプランに合った貯蓄を目指していきましょう。
<参考>
金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査2025年」
<調査対象世帯数>
20歳代:171/30歳代:648/40歳代:1052/50歳代:1024/60歳代:1022






