人間関係

「うちで食べよう」と食事に誘われた義実家で……夫の両親の「ひどすぎるマナー」に嫁激怒

夫の実家近くに越してきたものの、義父母とは距離を保って暮らしてきた38歳女性。ある日、義母から「たまにはうちで一緒に食事でも」と誘われる。戸惑いながら出掛けてみると、予想外の展開に。さらに、女性を激怒させる事態が待っていた。※画像:PIXTA

亀山 早苗

亀山 早苗

人間関係 ガイド

どうして男女は愛し合い、憎み合うのか。日々、取材を重ねつつ男女関係について記事や本に書きつづっている。近年は家族・友人・職場などの人間関係全般や、お金が絡む人間関係のトラブルについても執筆。『くまモン力-人を惹きつける愛と魅力の秘密』など著書多数。

...続きを読む
ストレスだらけの義父母との食事会に我慢も限界に(画像:PIXTA)
ストレスだらけの義父母との食事会に我慢も限界に(画像:PIXTA)

年齢だけではなく、ふだんの生活やモラルまでが出てしまうのが食事の場。家族だから気が置けないというわけでもない。特に義両親との食事がつらいと嘆く女性は少なくない。

急に食事会の誘いが

結婚して二人目の子が生まれた2年前、夫の実家近くに越したユミエさん(38歳)。

「義父母に頼るつもりはなかったんですが、万が一、何かあったときに助けてもらえるからと夫に説得されて越したんです。義実家とは徒歩10分ほどの距離。でも義父も働いているし、義母もパート勤めをしている。趣味にも忙しいみたいで、『本当に困ったときは助けるけど、ふだんは干渉しないからね』と言われていました。それはふだんは頼らないでねということ。だから子どもたちの保育園の送り迎えも、一度も頼んだことはありません。私もその方が気楽だから、それでいいと思っていたんです」

ところが半年ほど前、義母が「たまには一緒に食事でもしない?」と言ってきた。どういう風の吹き回しかと夫に聞いてもらったら、「友人たちは近くに住んでいる孫としょっちゅう会っているみたい。私もちょっと寂しくなってきて……」という答えだった。

一人キッチンに取り残され……

ユミエさんも夫も週末は基本的に休みだが、1日は家族でのんびり、あとの1日は1週間分の食材の買い出しや作り置きなど、2日間を有効に使うことを心がけてきた。義父母と食事となると、そのリズムが狂ってしまう。

「でも夫は、『2カ月に1回くらいならいいんじゃない?』と。それならと私も納得したんです」

うちで食べようと義母に言われ、当然、義母側が何か用意してくれるのだと思っていたら、行ったとたんに「お願いね」とキッチンに取り残された。リビングでは義父母が子どもたちをあやしている。

「はあ? と思いましたが、夫の方を見ると拝むように私を見ていて。買い出しに行くのは面倒だから、ありあわせでいいですねと声をかけて、干物を焼いたり残っていたひき肉で肉団子を作ったりしました。義母は『おいしいわね』と食べてくれたんですが、次の週末になると『明日も一緒に食べましょ。食材は買っておくから』と」

もう無理だからと夫に言ったが、「分かった。今度はちゃんと頻度を決めるから」と言われて仕方なく一緒に行った。

義母の衛生観念がつらい

2度目に行ったときも、ユミエさんが一人で全て調理、あげく皿洗いまでするはめになった。夫は皿をせっせと運んでくれたが、キッチンに積まれた皿や小丼を見てユミエさんはびっくりしたという。

「前回はなかったんですが、使ったティッシュが入ったまま皿が積み重ねられていたり、ごはんが残った茶碗に魚の骨が突っ込まれていたり……。実はその上に痰も混じっていたんです。たぶん義父です。私は気持ちが悪くなってしまいました。そういえば義母は風邪気味なのといいながら鼻をかんでいた。そのティッシュが皿に入れられていた。衛生観念がどうなってるんだと怒りすら湧きました」

しかも義母は食後にテーブルをせっせと拭いていたのだが、その布巾はついさっき飼っている犬のよだれを拭いていたものだとユミエさんは気づいた。

そういう話をして、もう二度と行かないと、ユミエさんは夫に言った。

「月に1回ということで納得してもらったからさ、なんとかお願い」と夫はユミエさんに手を合わせた。どうしてそこまで親に気を遣わなければいけないのか分からないと彼女は夫に告げた。

「私はあなたと作っているこの家庭を、きちんと築いていきたい。どうして親の顔色ばかりうかがうのかと。すると夫は『だって親は親じゃないか』と。でも互いにもう自立した大人同士、自分の家庭を大事にするのが優先じゃないのと私も譲らなかった」

急に仲よくするのは無理

楽しく食事ができるならもちろん行きたい。だがその時間がまったく有益でないどころか、休むべき日にあなたの両親の家で、一人で食事の用意をさせられる身にもなってほしい。ユミエさんの訴えは深刻だった。一人働かされている母親の姿を、5歳になる上の子はどう見てどう感じるだろうか、と。

義両親はまだ60代。しかも二人とも持病もなく元気だ。それならこのまましばらく距離をとって暮らした方がいい。ユミエさんはそう思っているが、夫は「老いていく両親に少しでも楽しい思いをしてもらいたい」と考えているようだ。

「気持ちは分かるけど、私はあの二人とは楽しい時間が過ごせない。イライラしてストレスばかりがたまる。その結果、あなたに恨みもたまるし子どもたちに八つ当たりするかもしれない。それでもいいのと夫に迫りました」

結局、今後の食事会は未定となったが、義母からは「あなたの冷たさがよく分かりました」というメッセージがやってきた。彼女はそれを夫に見せた。夫は頭を抱えていたという。

「もともとは関係が薄かったのに、近くに越してきたからって急に仲よくはなれない。互いに“万が一のときのために”近くにいることにしたのに、急接近するのは無理がある。義父母との付き合いは本当に難しいですね」

それにしても料理が入っていた皿にティッシュだの痰だのというのは、あまりにひどい。嫌がらせでないとすればあまりに非常識。だからこそ彼女は拒絶するのだ。夫がもう少し客観的になってくれればいいんだけどと、ユミエさんはつぶやいた。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます