All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから、2026年4月12日に回答があった、埼玉県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:迷い子さん
年齢・性別:67歳・男性
居住地:埼玉県
家族構成:本人、妻(62歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の世帯年収:1100万円
現預金:1000万円
リスク資産:8000万円
「貯金はせず使い切る。適度に働き、好きなことをする人生がいい」
年金生活で貯金ができているか、の問いに「できなくはないが、使い切る前提であえて貯金は意識していない」と回答した迷い子さん。
ひと月当たりの現在の収入は「自分の労働収入50万円、自分の年金16万円(老齢厚生年金のみ、基礎年金は繰り下げ中)」の合計66万円。
対して月の生活費は「食費6万円、外食費10万円、住居費3万円、光熱費2万円、通信費1万円、医療費3万円、日用品費1万円、被服費1万円、交際費10万円、趣味娯楽費20万円」の合計57万円ほどだと言います。
そもそも自身の性格的に「年金だけで(働かず)生活することは、精神的に厳しいのではないかと想像していた」ため、定年後も働くことを選んだと迷い子さん。
「貯蓄を切り崩すだけの生活では、なんとなく消極的な人生観になるのではないかと思います。働けるうちは適度に働いて、適度に好きなことをする人生のほうが、前向きな人生に思えます」と話します。
「行き過ぎた物価高対策には危機感を覚えます」
とはいえ負担が大きいと感じる支出もあるそうで、「社会保険料が非常に高いです。特に国民健康保険制度は既に崩壊しており、何とかするべきだと思います」と迷い子さん。
昨今の物価高も生活に「少し影響がある」そうですが、それよりも「いろいろな補助金で、本当の物価上昇率が不透明になっていることが、非常によろしくないと思います。均等にバラまくのではなく、本当に支援が必要な人に支援することが肝要ではないかと。節約するべきときは節約しないと、本当の有事の時に立ち行かなくなります。ガソリンの補助金とかは、本当に愚策です」と考えを述べます。
「高齢者が働くことをネガティブに捉えないでほしい」
普段の暮らしについて伺うと、「仕事は適度に忙しいですが、若い人たちと働けることは非常によい刺激になります。現役時代以上に外食、交際頻度が高く非常にお金がかかりますが、今さら貯蓄に励んでも意味がないので。年を取ったら『嫌われるのが普通』とわきまえ、せめて『気前がいい』のが取り柄となるよう、ケチケチしないよう心掛けている」とのこと。
世間では高齢者が「働くことをネガティブに捉える風潮がありますが、健康や医療に関する情報が常にアップデートされ、元気でいられる年齢が長くなったことは、非常にポジティブなことです。その恩恵を最大限に受け取り、素直に感謝することが大切」だと迷い子さん。
最後に「適度に働き、適度に遊び、適度においしいものを頂けることが、なによりの幸せです」と話しておられました。
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