
物価高が続いており、2026年6月に値上がりした飲食料品は1000品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、三重県に住む25歳女性の節約テクを紹介します。
料理に活用しているのが「豚こま肉や鶏胸肉」
【回答者プロフィール】
・年齢:25歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:4人
・雇用形態:パート・アルバイト
・職業:配達員
・世帯年収:550万円
・貯蓄額:50万円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:5万円(間取り一軒家)
・食費:5万円
・交際費:3000円
・電気代:1万円
・ガス代:1万5000円
・水道代:1万円
・通信費:1万5000円
・車の維持費:1万5000円(ガソリン代2台分)
・毎月貯蓄に回している額:0円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は5000円以上ほど増えたといいます。特に困っているのはお米です。
「お米は主食なのでなくては困る存在です。しかも、離乳食を食べる赤ちゃんがいるので、お米は必ず必要で、買わない選択肢ができないから困っています」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は、計画的に行われているようです。
「おなかを満腹にさせてから、全体的に食料品の安いスーパーにセール日に買いに行き、数日分の買いだめすることです。セール日には、ストックする調味料系や賞味期限が先のものを買い、できる限り総額が高くならないように買っています。賞味期限の近いものは、買い物に行くときに必要なものをメモして、余計に買わないようにします」
この工夫で月に5000円以上節約になるといいます。
料理に活用しているのが「豚こま肉や鶏胸肉」。豚こま肉は豚ばら肉と比べると、価格が安くすみます。さらに脂身も少ないため食べやすいからだそう。
「鶏胸肉も同じようにもも肉と比べると安いため、唐揚げにしたり、親子丼にしたり、照り焼き丼にしたり……と1品でも済みそうな料理を作れるからです。他には豆腐です。豆腐はかさ増しにも使えますし、麻婆豆腐、みそ汁の具とレパートリー多く使えます」
実際に、鶏胸肉を使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「絹豆腐1丁、鶏ムネミンチ300g、タマネギ半玉、こしょうで豆腐ハンバーグを作ります。普通のハンバーグと作り方はほぼ変わりません。ただ崩れやすいので、小さいサイズのハンバーグをいくつか作るのをおすすめします。子どもにとっても、さっぱりしてて食べやすいのでとてもいいです。味が薄いと感じたらデミグラスソースやケチャップで誤魔化すのもおすすめです」と教えてくれました。
たまにしか食べることのできない“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「お寿司です。外食のお寿司もですが、スーパーで販売されているお総菜のお寿司は、量が少ないのに、値段がとても高いので、たまにしか食べることができませんが、私にとってのプチご褒美グルメです。誕生日の時やクリスマスなどのイベントの時に買います。お寿司を買うととてもお金持ちになった気持ちになれて、ワクワクします」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「コンビニでの買い物を極力しないことです。ほかにも、自動販売機で飲み物やジュースを買わずに、水筒で水やお茶を持ち歩いたり、スーパーで安く買ったジュースなどを飲むことです。この2つだけは絶対に譲れません。1度の買い物だけならいいかもしれませんが、『塵も積もれば山となる』で、日常になると食費がピンチになるからです」
そして今後目指したい暮らしについては、「本当に必要なもの、削れるもの、削るべきではないものを見極めて苦しくない生活をすることです。子どもには我慢して欲しくないので、生活に影響していかないように上手に節約していきたいと思っています」と教えてくれました。
スーパーや食材の情報をしっかりとチェックした上で、計画的に買い物をしたり、調理をしたりしている姿勢が、物価高騰の時代を乗り切るために必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






