
炊飯器の電源コードを収納する時、炊飯器本体にぐるぐる巻き付けるという人もいるのではないでしょうか。この収納方法に危険性はあるのか、解説していきます。
A. 炊飯器の電源コードを本体に巻き付けて保管するのはおすすめしません
電源コードを炊飯器本体にぐるぐると巻き付けて保管することはあまりおすすめしません。コードを本体にきつく巻き付けていると、プラグの根元やコード内部の導線に無理な負荷がかかり、断線を引き起こす危険性があります。
火災やショート、感電といった重大な事故を防ぐためにも、本体への直接の巻き付けはなるべく避けてください。
電源コードのスタイルに合わせて適切に保管しましょう
安全に保管するためには、お使いの炊飯器のタイプに合わせて以下の方法で収納しましょう。
●コードリール式の保管方法
コードを本体からシュルシュルと引き出して使う「コードリール式」の場合は、コードを引き出したままにせず、使用後は本体の内部に収納しておくのがおすすめです。このタイプは、コードに無理な力がかからないように内部の専用リールが安全に巻き取ってくれる設計になっています。引っ掛かりがないように真っすぐコードを伸ばしながら、最後までしっかりと収納して保管してください。
●マグネット式(着脱式)の保管方法
本体からコードを取り外すことができる「マグネット式」などの場合は、本体からコードを外してしまい、ゆるく巻いて別で保管するのがおすすめです。コード単体で保管する際も、きつく縛ったり鋭角に折り曲げたりはしないでください。円を描くようにゆったりと束ね、面ファスナー式のケーブルバンドなどで優しくまとめておくと、コードへの負担を最小限に抑えることができます。
電源コードを巻いたまま炊飯するとどうなる?
炊飯器の電源コードを本体に“巻いた”状態のまま使用することは、コードのタイプによっては危険になります。
まず、コードリール式は、必要な長さだけを本体から引き出し、残りを内部に巻いたままの状態で使用する分には問題ありません。これはメーカーが設計段階で想定・推奨している使い方であり、本体内部でコードが巻いた状態でも安全性が確保されるように作られています。
一方、電源コードを炊飯器本体にぐるぐると巻き付けた状態や、束線バンド・ひもで束ねた状態で使用することは危険なので絶対にやめてください。炊飯器は消費電力が非常に大きく、使用中は電源コードに大きな電流が流れます。コードを巻いたり束ねたりしたまま使用すると、以下のような危険な現象が起こる可能性が高いです。
●熱の蓄積
使用中は、電気が流れる際の抵抗によってコード自体が発熱しています。コードが密着して巻かれた状態では放熱が追いつかないため、熱がこもって内部に蓄積し、異常な高温になることがあります。
●被覆の溶融と発火・ショート
高温状態が続くと、コードを保護しているビニールなどの絶縁被覆は溶け出します。これにより、内部の導線同士が直接触れてショート(短絡)を起こし、火花が散ったり発火したりする恐れがあり、重大な火災事故につながることもあります。
安全に炊飯器を使うために、まず保管時は、コードリール式の炊飯器は本体内にコードを収納し、それ以外の電源コードは強い負荷をかけないようにしましょう。また、炊飯器使用時はコードリール式以外の炊飯器はコードを決して束ねず、ねじれや強い曲がりがないように伸ばした状態でコンセントに接続してください。余ったコードが邪魔になる場合でも、決して小さくまとめたりはせず、ゆったりと配置することが重要です。







