「株で大きく儲かった」という話をSNSなどで見聞きすると、実際に利益を出している人はどれくらいいるのだろうと気になる人も多いでしょう。
金融文筆家でAll Aboutマネーガイドの田代昌之さんに、どんな人が儲かっているのか、その特徴を教えてもらいました。
株で儲かっている人はどれくらいいる?
株で儲かっている人は実際どれくらいいるのか、この答えは意外と難しく、明確な統計を出すのは簡単ではありません。
なぜなら、一時的に利益が出ている人と、長期で安定して利益を出している人では意味合いが異なるからです。
例えば、相場が大きく上昇している局面では、多くの人が含み益を持つことがあります。しかし、その後の下落局面で利益を失ってしまうケースも少なくありません。
また、SNSでは大きく利益を出した人のコメントが目立ちます。「数倍になった」「短期間で大儲けした」といった投稿は注目されますが、その一方で損失を出している人は表に出にくい傾向があります。
利益を出すのは、ルールを守り続けられる人
一方で、長期積立投資を続けている人の中には、時間を味方につけながら資産を増やしているケースもあります。特に新NISAの普及以降は、「短期売買」より「長期・積立・分散」を意識する人が増えています。
投資で利益を出している人の多くは、特別な才能がある人というより、ルールを守り続けられる人です。積立を継続する、分散を意識する、感情的に売買しない、こうした基本を続けられるかどうかが大きな差になります。
短期間で大きな利益を狙うより、「長く市場に残る」ことのほうが、初心者には重要な考え方といえるでしょう。
だからこそ、最初に目指すべきは、「大きく勝つこと」ではなく「大きく負けないこと」。まずは少額から始め、値動きに慣れることが重要です。そして、自分がどの程度の値下がりなら冷静でいられるのかを知ることも大切です。
投資は、短期間で人生を変えるものではありません。むしろ、「生活を壊さず、少しずつ資産を育てる」という考え方のほうが初心者には向いています。焦らず、続けられる投資スタイルを見つけることが、結果的に長く利益を残すポイントになります。







