年金・老後のお金クリニック

特別支給の老齢厚生年金は女性しかもらえないのでしょうか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、特別支給の老齢厚生年金をもらえる人についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。※サムネイル画像:PIXTA

All About 編集部

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、特別支給の老齢厚生年金をもらえる人についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:特別支給の老齢厚生年金は女性しかもらえないのでしょうか?

「最近、特別支給の老齢厚生年金は女性しか対象にならないと聞きました。本当なのでしょうか? 自分も対象になるのか知りたいです」(匿名希望)

特別支給の老齢厚生年金をもらえるのは誰(画像:PIXTA)
特別支給の老齢厚生年金をもらえるのは誰(画像:PIXTA)

A:特別支給の老齢厚生年金は、要件を満たせば男性も女性も受け取れます

特別支給の老齢厚生年金は、受給要件を満たしていれば、男性・女性を問わず受け取れます。女性しか対象にならないわけではありません。

ただし、男性と女性では、生年月日に応じた受給開始年齢のスケジュールが異なります。女性の受給開始年齢は、男性より5年遅れで設定されています。

特別支給の老齢厚生年金を受け取るための主な要件は、次のとおりです。

・男性は昭和36年4月1日以前生まれ、女性は昭和41年4月1日以前生まれであること
・老齢基礎年金の受給資格期間が10年以上あること
・厚生年金保険などに1年以上加入していたこと
・生年月日に応じた受給開始年齢に達していること

そのため、「女性しかもらえない」のではなく、制度上は男性も女性も対象です。ただし、男性は昭和36年4月1日以前生まれが対象のため、これから新たに特別支給の老齢厚生年金を受け取る人は、実質的に女性が中心となります。

なお、特別支給の老齢厚生年金は、自動的に受け取りが始まるわけではなく、請求手続きが必要です。日本年金機構では、受給開始年齢に達する3カ月前に年金請求書を送ると案内しています。

※専門家に取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

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