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レジで「もたつく自分」にストレス7割超。シニア世代こそ現金よりスマホ決済が安全で楽になる理由

キャッシュレス派が増える一方で、利用をためらう人も少なくありません。現金決済にはないメリットはどんな点にあるのか、キャッシュレス決済に詳しい消費経済アナリストの渡辺広明さんに聞きました。※画像:PIXTA

All About 編集部

会計時に小銭が思うように出せず焦る人は多いはず ※画像:PIXTA
会計時に小銭が思うように出せず焦る人は多いはず ※画像:PIXTA

支払いの際、小銭が思うように財布から出せずにもたついてしまう、後ろに並ぶ人からの視線が気になる……。「買い物ストレス」に関する意識調査(2025年11月、JCB調べ)によれば、会計時の“自分のもたつき”にストレスを感じる人はなんと70%超。これは“他者のもたつき”の2倍以上だといいます。

現金離れが進み、スマートフォンによるキャッシュレス決済が主流となる昨今、一方で「使い方がよく分からない」「安全性や情報漏洩が不安」と利用をためらう人も少なくありません。今後、キャッシュレス化は避けられないものになるのでしょうか? 

消費経済アナリストの渡辺広明さんに、キャッシュレス決済の最新事情について聞いてみました。

目次

Q. キャッシュレス決済はやはり不安です。シニア世代でも使えますか?

「キャッシュレス決済比率が4割を超えたとのことですが、今後、シニア世代にも浸透していくのでしょうか。現金の方が使い過ぎも防げて安心な気がしていますが、シニアにとってメリットはありますか」

A. 行政や病院での導入が進み、シニア世代にとっても「生活必需品」に

渡辺さん:シニア世代への拡大は確実に進むでしょう。行政のデジタル化や病院での導入が進み、選択肢の1つから「生活の必需品」へと変化しています。

心理的障壁となる「セキュリティ」については、技術的に現金以上の安全性が確保されています。

具体的には、店舗側に本物のカード情報を渡さない「トークナイゼーション(身代わり番号)」技術や、本人しか解除できない「生体認証」により、情報漏洩や盗み見による不正利用のリスクを極小化しています。

万が一の紛失時も、スマホなら遠隔で即座に機能を停止でき、多くのサービスで不正利用の補償制度が整っている点は、現金にはない大きな強みです。

また、「使い過ぎ」への不安に対しても、決済のたびに届く「リアルタイム通知」により支出が即座に可視化されるため、むしろ現金より管理がしやすくなります。利用履歴が自動で残る「家計の見える化」は、記憶に頼った管理の負担を減らし、シニア世代にこそ大きな安心感をもたらします。

キャッシュレスは「目に見えないお金への不安」を「デジタルの確固たる守りと透明性」に変える手段であり、これが普及を後押しする鍵となるでしょう。

【専門家が解説】キャッシュレス決済を検討するなら何がいい?

端末にかざすだけで支払いが完了するスマホによるタッチ決済は、操作がシンプルでわずらわしい手順がないことが特長です。

安全性が気になる人は、世界基準の安全性を備えた国際ブランドから選ぶのも手。日本発の国際ペイメントブランドとしても知られるJCBなどの国際ブランドの場合、24時間365日体制で「不正検知システム」が監視しており、不審な利用が検知された際には瞬時にカード利用を一時停止する措置がとられます。

また、「My安心設定」の「使いすぎブロック」を使えば利用額の上限を設定できるため、使い過ぎの心配もありません。こうした機能があれば、デジタルに苦手意識がある人も安心して使えるはずです。

渡辺 広明(わたなべ・ひろあき)プロフィール
消費経済アナリスト。コンビニ店長をキャリアのスタートにバイヤーやメーカーのマーケターとして 780品以上の商品開発に携わった経験から、消費者目線の現場とデータを掛け算し分かりやすいニュース解説など報道からバラエティまで幅広くメディアで活動中。

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